若年性パーキンソン病であると診断された当時、私は看護師をしており、パーキンソン病の方の看護をしてきたのでその経験が更に将来に対しての不安を煽る形となりました。
私は若年性パーキンソン病になって良かったなんて一度も思ったことはないし、今後もそう思うことはありません。
私がなったことに意味があるなんて言われたとしても、なりたくなかった。
ただ、なったからこそ新たな出会いや気付くこともあるのは確かです。
誰かの支えになることだってあります。
そこで今回は30代前半で若年性パーキンソン病と診断され不安の中で生活していた私がどのようにして不安を解消してきたかを紹介していきます。
若年性パーキンソン病と診断されて不安が募るけれど・・・
順風満帆な人生が理想ですが一体何人の人が「自分は順風満帆な人生を歩んでいる」と胸を張って言えるでしょうか?
大抵の人は、こんなはずじゃなかった、もっとこうしたかった…というような気持ちが少なからずあるのではないでしょうか。
私は30代前半で若年性パーキンソン病と診断されました。
上の子は小学一年生、下の子は年中でまさに「こんなはずじゃなかった」と一気に暗い暗い闇の中に迷い込んだ感じでした。
しかし若年性パーキンソン病歴丸4年目を迎えた現在、体は不自由なことが増えたにも関わらず将来に対する不安より希望の方が増えています。
まだまだやりたいことだってあります。
新しいことにも挑戦しています。
若年性パーキンソン病は珍しい病気で同じ病気という人と出会う可能性はあまり高くありません。
そのため私と同じように1人で悩んでいる人がいるのではないかと思い、ブログを通して若年性パーキンソン病のことを発信していこうと考えました。
ブログにはありのままの私がいます。
普段家族には言えない本当の気持ちであったり、望んでいることなどたくさん書いてきました。
文字として実際に書くと頭の中で整理され漠然としていた不安が、何に対して不安なのか明確にすることができ、それをブログに綴っています。
もちろん解決はしませんが書くことで一旦は気持ちが落ち着きました。
そんなある日「私も若年性パーキンソン病です。〇〇さん(私のことです)のありのままの気持ちが書かれているブログを読み、涙しまた励みにもなりました」というような内容のコメントをいただきました。
私のブログを読んで励みとしてくれている人が実際にいる!と思うと素直に嬉しかったです。
その後も同様のコメントを何人かの方からいただき、今ではブログを通してやり取りをするようになりました。
同病だからわかること、若年性パーキンソン病だからこその悩み…
今までは「私だけ」と思っていたのが今では「若年性パーキンソン病あるある」と言って笑い話にすることさえあります。
そして同病の方と実際に交流することも不安の解消になるのではないかと思います。
百聞は一見にしかず、ではないですがブログだけでなく実際に会って話してみると「皆んな同じようなことで悩んでいるんだな」と思えるのではないでしょうか。
まとめ
若くしてパーキンソン病と診断され不安にならない人はいないと思います。
家庭では家事がきちんと出来るのか、子育てでは子供が求めることにきちんと対応できるのか、仕事では今のキャリアを保つことができるのか考えだしたらキリがありません。
色々なことを考えまだ起きてもいないことを想像し不安になるより、同じ想像をするならこれからどうやってやりたいことをしていくか考えた方が楽しくないですか?
パーキンソン病は薬でコントロールできる病気です。
そして何より研究が進んでいます。
ブログでも良くなったら皆んなで集まって「あんな事で悩んでたよね」と笑い話にしよう!と言ってお互いの気持ちを高め合っています。
1人では孤独な闘いかもしれませんが皆んながいたら怖くありません。
パーキンソン病は精神面にも影響されるそうです。
気持ちで負けないようにしたいですね!
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