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社会人が英語を勉強するために留学を決めるときに考えたいこと

社会人になってから、留学をして英語を勉強したい!と考えはじめると、仕事を取るか、夢を取るか、悩む所だと思います。

実際、社会人の留学はアリなのでしょうか?

今日は私の留学経験、現在住んでいるアメリカで知り合った社会人を辞めて大学に通う学生さんたちの実体験を交えてお話を進めていきます。

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社会人が英語を勉強するために留学するのはアリ?

結論からいうと、私はアリだと思います。
私自身、新卒入社した会社で5年間働き、一旦退職して1年弱、イギリスに留学した経験があります。
退職届を提出した際に上司に「本気か?もう同じところには戻れないかもしれないんだぞ」と言われたのを今でも覚えています。
当時企業では「正社員」で働くのが当たり前の時代だったので、上司の一言を重く受け止めながらも留学のために退職をしました。
もう20年前のことですが、今でも「退職してまで留学を決めた判断は間違っていなかった」と言い切ることができます。

そう言い切れる理由は、「帰国後に英語を必要とする、就きたいと思っていた仕事に就けたから」というのが一番大きな理由です。
社会人になってからの留学は、学費を自分で工面するケースが多いと思います。
そのため、思い切って留学するという決断を下すのは簡単なことではないですよね。
しかし、ある意味では留学することが「自己投資」とも言えるのかもしれません。

短期留学と長期留学、自分に合った留学を!

留学と言っても留学先や留学日数はある程度、自分の都合で決められることが多いのではないでしょうか。
社会人だからこそ、自分に合わせて選べる気がします。

留学する期間を2つに分けると、

  1. 短期休暇を利用して、1週間程度の「短期留学」をする。
  2. 長期間、目的の勉強するために一旦退職して「長期留学」をする。

というパターンになります。

短期留学体験談

「短期留学」に行った会社の後輩は、「短期留学」というより「体験留学」という感じだと言っていました。
短い期間であっても、ホストファミリー宅に滞在して語学学校に通っていたので「留学の雰囲気は味わえたけど、英語については“話すことへの恥ずかしさが無くなったと同時にもう帰国時期で、もっといたかった!楽しかった!」という意見がありました。

長期留学を考えているのなら…

「長期留学」についてですが、留学を具体的に考える時点で同時進行で考えなければいけないことがいくつかあります。
「まあ、とりあえず海外へ行って英語の勉強しながら、その先のことを考えればいいか」という考え方については人それぞれなので、真っ向から反対はしませんが、「退職してまで留学する」ということを考えると、留学後の年齢、就職する国、職種などによっては再就職活動が厳しいものになるかも知れないことを事前に分かっておくのとおかないのでは、留学前の情報収集に差が出るのではないかと、経験から感じています。

例えば、

  • 現職を辞めてまで留学する目的がはっきりとしているか
  • 留学後の再就職についてまで留学前から考えているか
  • 留学中は日本で積み上げたキャリアが中断されるがそれでもいいのか
    (再就職の面接で、なぜ前職を辞めてまで留学したのかを語ることができるか)
  • 留学後に日本に帰国して再就職先が見つかるまでの経済的なことは考えているか
    (留学と貯金のバランス)
  • もしも再就職先が英語を思った以上に使わない仕事だった場合は、留学で身につけた英語をどうやってキープするのか

など、留学する前に考えておくと留学する目的を再度自分で見つめ直すきっかけにもなるのではないでしょうか。

社会人の「英語を勉強する」ための留学の目的を具体的にいうと…

そして次に、「社会人が留学して英語を勉強することプラスアルファ」について3つの具体的な例をお伝えします。

①キャリアアップさせるための「英語の勉強」

  • 前職とは違う仕事で英語を必要とする仕事に就きたい
  • 前職と同じような職種でもさらに国際的な仕事を任されるポジションに就きたい
  • 英語を勉強したあとに、現地の大学院に通い、修士号取得してその分野のプロフェッショナルになりたい

などです。

②今持っている自分のスキルをさらにアップさせるための「英語の勉強」

  • 自分の持っている資格を海外で活かしてみたい
  • 日本でもっと外国からのお客様を獲得したい

などです。

③自分の人生再出発のきっかけの「英語の勉強」

実際に私がイギリス留学に行く飛行機の中で、隣に座った年上の日本人女性の方の留学理由は「自分の人生をリセットさせたい」ということでした
1度、ご結婚されて離婚して…など色々あって、人生再出発したくて留学をする。と聞きました。

まとめ

今回ご紹介したように、社会人になってから留学することにおいて最大のポイントは「英語を勉強したあとどうするか?」ということだと経験から感じています。
日本で社会人経験をしてから、アメリカの大学で専門分野を学んだ知り合いは、日本での仕事が決まり、来月日本に帰国します。
「日本と海外を繋ぐ技術者がほしい」と言われて、英語の勉強と専門分野の勉強を同時進行で2年間必死にしていました。
その知り合いと、帰国後の再就職の話になると、「自分が英語を身につけたあとに、何をしたいか、どれくらい年収を稼ぐのか、留学後にゼロからその業界でやっていく覚悟はあるのか」という話に頻繁になりました。
社会人だけど留学して英語を勉強することは、素晴らしい行動力です。
ただし、留学後の自分のイメージがきちんとできているかどうかが大事な「留学のポイント」になるのではないかと思います。

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