社会人が留学する時に必要な志望動機の書き方のポイントとコツを紹介

海外の大学に留学する際には「志望理由書」「志望動機書」を準備することになります。
この「志望動機」ですが、限られた文章の中で、自分の熱意や目標を伝える非常に重要な役割と言えます。
志望理由は、読んでいる相手を『説得』するような内容ではなく『納得』してもらえるような内容を盛り込むことがポイントとなります

今日は社会人を一旦辞めて留学、もしくは今まで築いたキャリアから一旦離れてまで留学を決意した方の留学に際して、志望動機を書くときの参考やヒントになればと思います。

留学する際に必要な「志望動機」

まず、「学生として交換留学する」のではなく「社会経験を経た上で留学する」という点が同じ留学でも大きく違いますが、大学への志望理由について共通していることは、「留学したことによって、自分が将来、どのように社会に貢献することができるのか?」という、『留学することだけの枠』ではなく『留学によって社会貢献をするという枠』で、留学に対しての志望動機を考えることが重要なポイントです。
「何となく同じような毎日に嫌気がさして、留学すれば何か人生の刺激があるかも知れない」という気持ちは、留学を経験している私には理解できます。
でもこれを志望理由にしてしまうと、「この志願者は留学目標がない。留学生活に飽きて帰国してしまうかも知れない」という印象を与えかねません。
書類を読む審査官にとって「留学理由」よりも「留学目的」が知りたいというのが本音だと感じています。

そうは言われても、今の自分と将来の自分が上手く重ねて考えられないときはどうしたらいいのでしょうか。
私がいつも「目的達成」のために行っている方法があるので、参考までにご紹介だけしておきます。

それは「逆算思考」です。
今いるところからゴールに行くためにはどうすればいいのかを考えるのではなく、ゴールから今いるところまでを考えていき、「ある出来事を達成するためにはどうすればいいのか」を遡って計画するという思考方法です。
逆算思考をすると、留学中にやっておくべきことが明確化しやすいのではないかと思います。

留学の志望動機を書くときのポイント

志望動機を書く上で、いくつか抑えておかなくてはいけないポイントをご紹介します。

①なぜ海外留学がしたいのか

留学という多額の自己投資をするその目的です。

  • 仕事を辞めて(退職・休職)まで、学びたい分野とは何か。
  • 日本ではなく、海外でしか学べないという何か特別な理由。
  • 現職(前職)の経験の事例を出して、その経験を留学と結び付けることは出来るか。
という様な内容がポイントとなります。

②留学の目標は何か

行き当たりばったりの留学生活にはならないためにも「自分の目標」「留学プラン」がきちんとできているかどうかです。

  • ・修士号、博士号を取得するのが目標ではなく、その先に資格、専門分野の知識を得た上で「自分が社会に貢献できることは何か」を具体的に伝える。
  • 目標とする資格、専門分野の知識を得ることにより、どんな分野での仕事に就けるのか。
  • 「留学後はこうしたい」に加えて「留学中はこういうことにチャレンジしたい」という留学中の生活に対しての具体的なプラン。
というようなポイントに目をつけてみてください。

③異文化を知り、理解するために何をするか

  • 他の国からの学生たちとのコミュニケーションのために自分に出来ること
  • 文化が違えば考え方や行動も日本人とは違いますが、多文化の友人たちを理解するために自分が出来ること
  • 異文化を知り、他の国の人たちとコミュニケーションを取れるようになることは、自分の将来においてどんなメリットがあるのか

という内容を踏まえて書くようにしましょう。

④日本で出来ることは書かないこと

  • 海外で勉強する英語は、日本で学ぶ英語とどのように違い、どのようなメリットを自分にもたらしてくれるのか。
  • 留学することで、日本で参加する異文化交流とどんな違いがあると考えているのか。

英語の勉強や異文化交流は日本でも定期的に開催されているため、参加しようと思えば日本でも異文化交流は可能です。
日本でできると言われてしまえばそれまでですよね。
それを踏まえてもなお留学をしたいという想いを伝えられるかがポイントとなってきます。

⑤授業の中でプロジェクトがあれば自分は何が出来るのか、また、どんな役割を担うか

・プロジェクトはチームで進めることが多くありますが、そのときに他の国の学生と自分が上手く関わり合える自信があれば、その根拠は今までの社会人経験と関連させられるのか。

これらを一度、自分なりの言葉で書き出してみてください。
そして盛り込みたいキーワードは何かを全て書き出します。
自分なりのオリジナリティのあるキーワードに対して内容を肉付け、説明していくと、他の人が書かないような自分だけの文章が出来上がると思います。

留学の志望動機の書き方のコツ

次に、志望動機書の組み立てについてですが、

  1. 目指している自分の姿、自分像、社会へどのように貢献したいのか具体的な事例
  2. なぜ、目指すようになったのか
  3. 志望する大学(学科)の〇〇コース、〇〇専攻で何を学ぶために、この大学を強く志望している
  4. 留学中(専攻コース)において具体的にどんなことを努力すると決意しているのか

という4つの柱で組み立てると分かりやすいです。

まとめ

社会人を経験してから留学するということは、仕事に対する様々な経験、人間関係、コミュニケーション、考え方や目標設定の仕方などを実体験を以って体験していることは強みです。
志望動機は、自分が体験した話や事例を絡ませることで、他の人には真似の出来ない内容になります。
ぜひ留学の志望動機については「将来、自分が社会に何ができるか」という広い視野で考えてみてください。

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