私には小5、小3、11ヶ月と3人の子供がいます。
暑い時期ならまだ良いのですがこれから冬になると1人が体調を崩すとバタバタと皆んなにうつってしまいます。
これが大人であれば病院に行くと3割負担となりますが、子供には医療証という医療費の助成を行うものがあります。
これは年齢によって変わってきますが3歳未満は無料となります。
次男は喘息を持っているためしょっ中病院に行っているためこの制度はとても助かります。
ちなみに小学生は月1200円を限度額としています。
このように国民は国から様々な支援を受けることができます。
今回はその支援のうちの一つである「特定疾患医療費受給者証」について私の経験を元にお話します。
特定疾患医療費受給者証の申請について
私が特定疾患医療費受給者証の申請を行ったのは若年性パーキンソン病と診断されてから約4年後でした。
診断された当初は仕事も周囲の人と同様に出来ていましたし、薬はドパコールという薬のみで薬価も安く全く負担にはなりませんでした。
しかし進行と共に仕事は周囲の人と同様にすることが出来なくなり、薬は種類も増えていきました。
現在私が内服している薬で高いのがレキップという薬です。
レキップは8mgで薬価822円します。
そしてアポカインという薬を自己注射しているのですが、このアポカインは1筒約7500円です。
大体1回の診察でアポカインを3筒もらうのでアポカインだけでもかなりの高額になります。
そのため特定疾患医療費受給者証を受け取ることは治療費の高い難病患者にとってはとても重要なことになります。
特定疾患医療費受給者証は保険福祉センターや保健所で申請の手続きを行います。
必要な書類は、特定医療費支給認定申請書や診断書、住民票、世帯の課税状況を確認する書類、保険証の写し、マイナンバー、印鑑などです。
初めての更新のときは色々な書類があり、わからなかったので最低限書けるところだけ書いてあとは保健所で聞きながら書きました。
また申請の手続きが終わってもすぐに特定疾患医療費受給者証をもらうことはできないため、特定疾患医療費受給者証が届くまでの間に受診することがあればその時の治療費や薬の領収書を保管しておくと良いです。
特定疾患医療費受給者証は対象となる疾患が決まっているため例え同一人物でも対象外の疾患で病院を受診し特定疾患医療費受給者証を提出しても使用することはできません。
特定疾患医療費受給者証を実際に手にした時は意外と大きくて驚きました。
私の中では子供の医療証くらいのイメージだったのですが受診のたびに診察代と薬代を記入しなければならないので大きいのかなと思います。[1]記入は事務の方がしてくれます。
ただ、病気を隠したい人からしたらやはり目立つので嫌かもしれません。
そして特定疾患医療費受給者証には指定医療機関名を記載する欄があり基本記載された医療機関でのみ助成されるようです。
実は今行っている大学病院は家から離れているため近くのクリニックに変えようと思っていたのですが私が申請する時にそこのクリニック名を出しておらず、今そこのクリニックに通うと助成されない可能性もあります。
申し出たら付け加えることは可能と聞きましたが、パーキンソン病で通うのなら記載されていない医療機関でも助成が受けられるようにしてくれたらいいのに、と思いました。
特定疾患医療費受給者証の更新について
特定疾患医療費受給者証の更新ですが原則一年に1度の更新となります。
必要な書類は申請時とあまり変わりません。
特定医療費支給認定書、世帯全員の住民票、課税状況の書類、保険証の写しなどです。
こちらも更新したからといってすぐに受け取ることは出来ないので注意が必要です。
まとめ
実際に特定疾患医療費受給者証を申請、更新してみて感じたのですが、もっと簡潔にして欲しいと思いました。
私に関していうとパーキンソン病なのでオフで字が書きにくい時があります。
またオンの時でもジスキネジアが出る事もあり必ずしも書けるとは限りません。
また、小さい子がいると尚更書く時間が限られてきます。
そのためもっと簡潔明瞭になってくれたら助かります。
あとは申請してから手元に届くまでの時間ももう少し短縮できたらと思います。
高額な医療費は家計を圧迫するので1日でも早くというのが私の正直な気持ちです。
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References
↑1 | 記入は事務の方がしてくれます。 |
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