新学期が始まり最初に行われるイベントが「家庭訪問」という幼稚園や学校が多いのではないかと思います。
自分の子供がどんな様子で学校生活を送っているのか、友達と仲良くしているかなど、担任の先生から直接お話を聞くことができる機会です。
「玄関先での訪問」という事前連絡がない場合は、先生が家の中に上がって来られる可能性もあるので、お茶出しもするべきなのか、出すのであればどんなマナーがあるのか、気になるところではないでしょうか。
今日は「家庭訪問のお茶出しのマナー」というテーマで、先生にお茶を出す際のタイミングや出し方などをご紹介していきます。
目次
家庭訪問ではお茶出しをスムーズに行うのがマナー!
担任の先生は1軒あたりの持ち時間が10分程度です。
家庭訪問スケジュールも後半になると先生の到着時間が遅れ始めるのも仕方のないことです。
限られた時間を有効に使うためにも、お茶出しに必要なことがあります。
それは「お茶出しの準備を済ませておくこと」です。
先生が到着されてから、お湯呑みを準備したりお湯を沸かしたりしていては、先生と話す時間がお茶の準備に奪われてしまいます。
家庭訪問前にできるお茶出しの準備って何をしておくといいの?
しておきたい「お茶出しの準備」とは具体的に、
・お盆にお湯呑み(グラス)、茶托(コースター)、お菓子[1]出すのであればで結構です。、おしぼりの4点セットを乗せておく。
お茶がこぼれたりした際のために、きれいな布巾も念のため乗せておくとよいです。
・お茶はすぐに出せるように気温に合わせて準備をしておく。
一般的に家庭訪問が実施される4月中旬から5月は気温が20度くらいだと思います。
暑いと感じる日ならおしぼりは固く水を絞って冷蔵庫の中に冷やしておくと冷たいおしぼりが出せます。
そうはいっても、地域によっては気温が10度を下回る寒い日もあると思います。
そんな日はポットに予めお湯を沸かしておき、適量のお茶の葉を急須にセットしておきます。
おしぼりは固く水を絞って電子レンジで15秒程度温めてお出しできるように準備します。
寒い日は紅茶をお出ししてもよいのですが、レモンやミルクなどを入れたりするのに手間を取らせるため、日本茶か緑茶が飲みやすいと思います。
コーヒーは好き嫌いがあったり、次の家庭訪問で話す際に口にコーヒーの香りが残るのが気になる先生もいらっしゃったりするのが現実のようです。
これらの理由から、家庭訪問でお出しするお茶は、日本茶か緑茶が飲みやすく無難だと言えるのではないかと思います。
先生が家庭訪問にいらっしゃってからお茶出しまでをスムーズに行うには
では、先生が自宅に到着されてからお茶出しまでの流れ、お茶出しのタイミングと出し方についてですが、
恐らく先生も書類やノートなどの準備をされるタイミングです。
ひと口だけ口を湿らせる程度か、全く口を付けない先生も多くいらっしゃいますが、お茶出しの際には「どうぞ」の一声を忘れずに。
・保育園や幼稚園の家庭訪問で「品のあるママ」に魅せるためのマナー
お茶の出し方まで気を配ることを忘れずに!
家庭訪問ではどんなお茶菓子を出すのがおすすめ?
そして「お菓子を出すならどんなものがいいのか?」ということですが、
- ひと口サイズ
- 手が汚れない
- 口の中に残りにくい
というのがポイントとなります。
多くの先生がお菓子に手をつけないため、個装されているお菓子だと鞄に入れて持ち帰ることができるため、個装されているクッキーなどがおすすめです。
家庭訪問で担任の先生が来る!ということで、子供と一緒に手作りのお菓子を作ってお出しすると、手作りは残しにくいため、先生に「今、食べてください」と強要し先生に気を遣わせることにもなるので、手作りのお菓子は家庭訪問においては避けておいた方がよいでしょう。
お茶を片づけるタイミングは?
先生のお話も終わりに近づいたからと、話をしながら湯呑やおしぼりを片づけ出すのはNGです。
片づけは先生がお帰りになってからにしてください。
まとめ
もし家庭訪問が「玄関先」ということであれば、お茶をお出ししても置き場がないため、基本的にお茶出しはしなくてもよいとされています。
ただし暑い中、先生も分刻みで移動しながら各家庭を回っておられるので、玄関先での家庭訪問であっても先生がお帰りの際に「いかがですか?」と小さいサイズの冷えたお茶のペットボトルをお出ししてもよいかも知れません。
すでに鞄の中に飲み物をお持ちかも知れないので、無理強いしないで先生に持ち帰るかどうか選んでいただくようにしましょう。