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まりもを育てる水は水道水で大丈夫?ミネラルウォーターの方がいいの?

水につかって生活しているまりもを育てるときに大事になのは水です。

水が大切と言われると迷ってしまうのがどの水を使うべきなのかということ。

水道水?浄水?それともミネラルウォーター?

今回の記事では、まりもを育てるのに水道水でも良いのかについて書いてみたいと思います。

まりもを育てる水は水道水で大丈夫?

結論としては水道水でOKです。
ただちょっと気をつけたい点もありますので、その辺りについても書いてみたいと思います。

水道水よりもミネラルウォーターの方がいいの?

まりもの水は基本水道水で大丈夫です。
ただそうは言っても、浄水やミネラルウォーターの方がまりもにはいいのでは?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
浄水でも、ミネラルウォーターでも特に問題ないのではないでしょうか。

まりもを育てるために使わない方がいいのは、精製水や蒸留水です。
なぜかというと、精製水や蒸留水にはミネラル成分などが入っていないからです。
植物が育つためには、窒素やリンやカリウム等が必要です。[1]これ以外にもマグネシウムやカルシウムなども必要になります。
水道水にはそういった必要な要素が含まれていますが、精製水や蒸留水にはまりもが必要とする物がふくまれていないのです。

そのため、まりもを育てるには水道水で十分、水道水がよりよいと思います。
ミネラルウォーターや浄水の方が水が安全、きれいなのでは?と思われる方にもいらっしゃると思いますが、実は安全面においては実のところ水道水が勝っています。

横浜市水道局の水道水とミネラルウォーターの安全面についての記述です。

生涯飲み続けても人の健康に影響を生じないとする水質基準(51項目)による水道水と、食品衛生法の製造基準(18項目)や成分規格(8項目)によるミネラルウォーターとでは、安全性の保証レベルが違うため、水道水の方がより安全といえます。

出典:横浜市水道局


要するにミネラルウォーターよりも水道の方が法律で厳しく規制されているためより安心と言うことです。
そのため、できるだけきれいな水をまりもに与え育てたい、と思うのであれば水道水が1番のおすすめです。

しかし、水道水の方が汚い、身体に悪いというイメージがある方もいらっしゃいます。
その原因は水道水に含まれる塩素でないでしょうか。
塩素は消毒などを目的に水道水には添加されています。

塩素が身体に悪い
↓↓↓
塩素の入っている水道水は身体に悪い
↓↓↓
よくない水道水をまりもに使うなんて・・・

と言った感じだと思います。

水道水に入っている塩素を抜きたい

どうしても、水道水がまりもにとって良くない気がするという場合は、カルキ抜き[2]本当は塩素を抜きます。をしましょう。
まりもを育てる上では悪影響がでるほどの塩素の濃度ではないと思ますが、本当はきちんと塩素を抜いてあげる方が望ましいです。
水道水から塩素を抜くには中和剤のようなものもありますが、一番手軽なのはバケツなどにくみ置きしておくという方法です。
日光の当る場所に1日置いておくと紫外線の作用で水から塩素を除去することができます。

水道水から塩素を抜くために煮沸はしない方が無難

水道水から塩素を抜く方法に煮沸するという方法があります。
煮沸して水道水から塩素を取り除くというのは可能なのですが、煮沸をすることで水道水に溶け込んだ空気が水から出て行ってしまいます。[3]鍋を火にかけると沸騰する前に鍋に気泡がつくと思います。この気泡は空気に溶け込んでいた空気が気体に戻ったものです。
つまり、水道水を煮沸することで、空気を含まない水ができあがってしまいます。

水に全く空気が溶け込んでいなければ、まりもが光合成も呼吸もできない状態になってしまいます。
つまり、この状況下では、まりもは生命活動を行うことができないということです。
植物にとっての生命活動ができないとなると、まりもが枯れてしまうということになってしまうかもしれません。
もちろん、水道水を煮沸して塩素を抜いたとしても、その水を置いておけば、空気がその水に溶け込みます。
どれくらいの時間で溶けるのかわ分かりませんが、どうせ置いておくのであれば、くみ置きで良いと思うのです。
水道水を煮沸するとガス代も無駄にかかってしまいますしね。
まりもの水の交換の頻度はどれくらい?水温が高いときに気を付けるべきことは?

まとめ

今回の記事では、まりもを育てるのに水道水でも良いのかについて書いてみました。
結論としては水道水で十分だと思います。
と、いうよりも水道水が望ましいのではないでしょうか。
わざわざ水道水よりもはるかに高価なミネラルウォーターを使うメリットはなさそうです。
塩素を抜いた水道水がベターだと思いますよ。
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References

References
1 これ以外にもマグネシウムやカルシウムなども必要になります。
2 本当は塩素を抜きます。
3 鍋を火にかけると沸騰する前に鍋に気泡がつくと思います。この気泡は空気に溶け込んでいた空気が気体に戻ったものです。