「遠くの親戚より近くの赤の他人」ということわざがあります。
その言葉の通り「遠く離れたところにいる親戚よりも近くにいる他人の方がいざという時に頼りになる」という意味です。
子どもながらに大人の付き合いって大変そうだなと思っていた私も、実際に長女を出産し、子育て支援センターにお世話になりだしたころその言葉の大きさに気付きました。
今回は人との関わりが得意ではなく子育て支援センターは行くべきなのか悩んでいるお母さんに私の体験談を紹介していきます。
子育て支援センターって行くべきなの?
私が生まれ育ったところは正に「遠くの親戚より近くの赤の他人」というようなところです。
昔は、少なくとも私が子供の頃は今より近所付き合いが濃かったように思います。
正直ちょっと面倒だなと思うこともあったので良い意味でも悪い意味でもということになりますが。
「ちょっと家を留守にするからお願い。」「宅急便が来たら代わりに預かってて。」[1]今は責任問題などがありそう簡単にはしていないと思いますが・・・など、今となってはちょっと驚きますがそういう事がありました。
今は他人の子が悪さをしていて注意をしようものなら、例えその子が悪くても母親は目くじらを立てて怒ることがあります。
そうなってくると、その子のために注意をした人は嫌な思いをし注意をしなくなります。
その結果、隣に誰が住んでいるのかわからないというくらい他人に無関心になったのが今の日本です。
相談したわけでもないのに「子供は、子供は…」と言っていた世話焼きの、どこにでもいた「お節介おばさん」は姿を消し、そして毎日のように何が起こっているかというと新聞やテレビのニュースでよく取り上げられる「問題」です。
私が長女を出産した時に住んでいたところはアパートでしたが隣の人の名前も知らない、上下の人は顔も見た事がないという感じでした。
個々が完全孤立、私が1日の中で会話をする人と言えば主人だけでした。
あとは会話のできない長女に一方的に話しかけるだけ。
もともと人付き合いが得意ではない私は主人から勧められた子育て支援センターも気が進みませんでした。
正直勧められたから仕方なく行ったという感じだったのですが、行くと色々な相談や同年代の子供を持つお母さんたちと知り合うことができ、忙しいながらも毎日が楽しくなりました。
・初めて子育て支援センターに行って来たときのことを紹介しています。
子育て支援センターで知り合ったお母さんの中には、やはり私と同じ状況で仕方なく来ているお母さんもいました。
その人はレクレーションがあってもどうしたらいいのかわからない様子で戸惑っているようで、端の方にいました。
人付き合いが苦手、話すことが苦手と言っていたそのお母さんはそれから子育て支援センターに来ることはありませんでした。
私は連絡先も知らなかったのでそれっきりになってしまいました。
子育て支援センターに行くべきかというとはっきりとした答えはありません。
ママ友関係が面倒、子供同士のトラブルも出来れば避けたい、行かなくても周りに支えてくれる人がいるから充分。と言って行かない人も一定数いることは事実です。
行かなければこんなトラブルに巻き込まれずに済んだのにという事もあると思います。
私はあえて、行くべきか行かなくていいのか線引きをするとしたらお母さん自身が子育て支援センターを求めるかどうかだと思います。
例えば人付き合いが苦手で子育て支援センターに行っていなくても子育てに大きな不安がなく毎日楽しいのなら行く必要はないと思います。
しかし、人付き合いが苦手で普段は家からほとんど出ず、赤ちゃんと2人っきりで涙を流すような毎日なら1度は行くべきだと思います。
・子育て支援センターで実際に使ってみた一時預かりなどの利用方法
まとめ
子育て支援センターに行くべきかどうかはお母さん自身の心に聞いてみてください。
無理してないですか?
毎日泣いていませんか?
悩みを吐き出すことで楽になることもあります。
悩みを聞いてくれる人がいるだけで救われることもあります。
是非一歩踏み出してみてください。
References
↑1 | 今は責任問題などがありそう簡単にはしていないと思いますが・・・ |
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