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ハロウィンって何を食べるの?かぼちゃって食べるものなの?

日本のお正月に「おせち料理」があるように、アメリカでもイベントごとに家庭で作られる料理があります。

例えば、11月のサンクスギビング(感謝祭)では、ターキー(七面鳥)やパンプキンパイが各家庭の定番料理です。

しかし、「ハロウィンにはこれを食べる!」という定番の料理というものはないようです。

今日は「アメリカのハロウィンってどんな物を食べるの?」についてご紹介させていただきます。

ハロウィンって何を食べて過ごすの?

アメリカでは感謝祭のように定番のメニューはなくとも、ハロウィンのために料理をする家庭もあります。
ハロウィンで食べるものは?と聞くと「キャンディー(お菓子)!」と答えるのがアメリカ人です。
「パンプキンパイを食べるのはサンクスギビングだよ!」とのことで、ハロウィン=かぼちゃを食べる、という意識はあまりないようです。
ですが、それぞれの家庭ではママが工夫をして料理をしますが、今回は家庭で作られるハロウィン料理の中でも、簡単な2つをご紹介します。

アップルサイダー

家庭や作る人により色々なレシピがあると聞きますが、いわゆる「りんご味の飲み物」です。
アメリカではホットで飲むのが定番の飲み方です。
ホットで飲む理由は、ハロウィンの時期になると夜は気温が下がり肌寒くなるため、アップルサイダーで体を温める、という理由のようです。
アメリカには各家庭にひとつ「クロックポット(スロークッカー)」という電気調理器具があります。

我が家では、スロークッカーに、アップルサイダー[1]瓶で購入できます、シナモンスティック、オレンジ、Whole cloves[2]スパイスの1種です。と、数滴のラム酒を入れて、クロックポットで4時間加熱して作ります。
スパイスが苦手な方は、リンゴを細かく刻んで煮てからペースト状にして、砂糖と水でシンプルに煮詰めて作る「リンゴドリンク」でもいいと思います。

Stuffed Peppers(大きめのピーマンに色々と詰めたもの)

アメリカでは「ピーマン」は「pepper」という名前でスーパーマーケットに並んでいます。
大きさも日本でいうピーマンの3倍くらいの大きさです。
グリーン、レッド、イエロー、オレンジ色があるので、ハロウィン用にオレンジを買います。
ピーマンの中身をくり抜き、空洞にしたら職人技で表面をナイフでくり抜いて、ジャックランタンを作ります。
ピーマンに詰めるものは、我が家のレシピでは、イタリアンソーセージ[3]皮のないもの、固めに炊いた白米、コーン[4]缶詰か冷凍、みじん切りにした玉ねぎです。
これらをフライパンで混ぜ炒めます。
味つけは、イタリアンソーセージにすでに味がついているので、ウスターソースを少々加えています。
ピーマンに中身を詰め、モッツアレラチーズをのせたら、クロックポットに立てて並べて、トマトソースを1瓶分入れます。
3時間から4時間加熱して出来上がりです。

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アイシングクッキー

オレンジ、ブラック、パープルでアイシングするのがハロウィンクッキーです。
クッキーの型はハロウィンクッキーカッターといって、カボチャやコウモリなどの形の型が入っているセットが$9くらいで買えます。

カップケーキに蜘蛛の巣

カップケーキから焼くママたちもいますが、「ちょっとそこは時短で」というときは、市販のプレーン味のカップケーキを買って、それにアイシングをします。
白いアイシングをカップケーキの上全体に塗り、黒色の「デコレーションペン」で輪を4つくらい描きます。
爪楊枝でその輪の中心部分から外に向かって線を何本か引くと、蜘蛛の巣の絵が描けます。
仕上げは小さい蜘蛛の造り物を乗せて完成です。

M&Mでチョコレートチップクッキー

ハロウィンの時期になると、スーパーマーケットにM&Mチョコレートのハロウィン版でオレンジとブラックが並びます。
それをチョコレートクッキーに乗せて焼きます。

地元のレストランに行くのが定番で子供が大喜び?

特別なイベントがなくてもアメリカでは外食率が高いことは有名ですが、ハロウィンになると外食する家族が増えます。
その理由としては、街中のレストランで「ハロウィン特別割引」をうたったレストラン商戦が始まるからです。
スチュームを着た子供=12歳以下、と定義づけているレストランがほとんどです。
例としては、

▲コスチュームを着た子供を連れて行くと、子供2人分のキッズメニューが無料。
(ただし、大人は必ず自分のオーダーはすること、キッズメニューのみは対象にならず)

▲コスチュームを着た子供を連れて行くと、$3~5割引きあり。

▲コスチュームを着た子供を連れて行くと、フリーデザートあり。

などです。

まとめ

ハロウィン、クリスマス、バレンタインデー、一番お菓子が消費されるのはどのイベントでしょうか?
そうなんです。
ハロウィンが一番お菓子の消費率が高いと調査結果が出ているほどです。
お家でも簡単に焼き菓子にデコレーションして、オリジナルのハロウィンスイーツができます。
ご自身で色々とアレンジしてみて、ぜひ思い出に残るハロウィンレシピにチャレンジしてみてくださいね。

References

References
1 瓶で購入できます
2 スパイスの1種です。
3 皮のないもの
4 缶詰か冷凍