ケアレスミスを防ぐということも大切ですが、その後どうするかというのも大切です。
してしまったケアレスミスについて、どうしてやってしまったんだろう・・・と悩んでも、なんの良いこともありません。
今回の記事では、やってしまったケアレスミスからの立ち直り方について書いてみたいと思います。
ケアレスミスから立ち直る!
うっかりさんな子や、おっちょこちょいな子だとなかなかなくせないのがケアレスミスです。
ポカミスなんて言う方もいらっしゃいます。
うっかりやってしまうのがそんなミスたちなのですが、予防には目が向きがちです。
テストでケアレスミスなどが合ったとき、その後についてはどう対処すればいいのでしょうか。
本当にケアレスミス?単なる間違いなのか見極めよう
まずしたいのは、本当にケアレスミスなのかという確認です。
どうしても間違いとして認めたくないという子もいます。
「今回のテストはケアレスミスがあったから点が悪かった。」
「本当はあと10点取れたのに・・・」
と、自分を慰めておくと、楽ではあります。
「自分にはもっと力がある、本当はこんな点数であるはずがない」
なんて思っちゃうのでしょうか。
しかし不思議なんですね。
「ケアレスミスをしてしまって・・・」
という子は常にそんなことを言うんです。
毎回毎回ケアレスミスやうっかりミスのせいで10点落とした、本当はあと10点取れたのにというのです。
何度も何度もケアレスミスをしていき、受験も同じように点数を落としてしまえば、実力がないのと変わりがありません。
また、ケアレスミスであれば、同じ問題を解けば解けるはずなのに、実際にもう一度解かせてみるとまた解けないと言う子もいます。
本当に成績を上げようと思えば、ケアレスミスは敵です。
しかし、本当の敵は違うなんてこともあります。
まずは本当にケアレスミスなのかを確認しましょう。
ケアレスミスなのかを確かめる!
ケアレスミスなのか、単に分かっていないだけなのかを確かめるにはもう1度同じ問題を解いてみることです。
このとき少し間を開けると良いと思います。
あまりにすぐ解いてしまうと、記憶が鮮明なので、答えを覚えてしまっていたり、解き方を覚えてしまっていたりするので、解けるのか解けないのかの確認ができません。
少し間を開けて、記憶が薄れるのを待ってから解いてみるといいでしょう。
もう1度解いてみて解けたというときは・・・
本当にケアレスミスという可能性が高いです。
自分のケアレスミスのパターンを把握しておくといいかもしれません。
もう1度解いてみると解けないときは・・・
もう1度解いてみて解けないというときは、どうしたら良いのでしょうか。
まずはきちんと解けるように復習をしましょう。
きちんと復習をしてまずはその問題を解けるようにすればいいですね。
ケアレスミスじゃないということが分かってしまうのはいいことなのですが、実は実力がなかったのか・・・としょんぼりしてしまう子もいます。
しかし、もしここでケアレスミスであることに気付かなければ、受験までその問題が解けないという事態もありえます。
受験で解けないということがないように、ケアレスミスのなのかそうでないのかはきちんと見分けた方がいいですね。
ケアレスミスなのかを見極めるのが大事、ケアレスミスに見える場合とは
ケアレスミスの中でもおおいのは、やはり計算ミスや記号の間違い、解答欄のミスなどです。
実際ケアレスミスだと思われるミスにはそんな感じのものが多いですね。
しかし中には内容からケアレスミスかどうかを考えずにケアレスミスかどうかの判断をする子もいます。
先ほどは間違えた内容から考えたケアレスミスですが、ケアレスミスっぽく見えるのがそんなに大きな点数の間違いではない場合です。
例えば5点ケアレスミスで落としたなんて言えば、ケアレスミスっぽいですよね。
そんなことを聞いたら、
「それは残念だったね・・・」
と思われる方が多いのではないでしょうか。
「今回のテストでは70点ケアレスミスで点数落としたんだよね」
こんなことを言う子がいたらどう思いますか。
「そんなことありえない」
と思う子が多いと思います。
こう見てみると、意外と点数の多い少ないからケアレスミスのなのかどうかを判断しているとも言えそうです。
なぜこんなことを言うのかというと、ケアレスミスか否かと言うことは結構適当に判断していることが多いからです。
この点数による視点は、ある子のテスト結果の時に点数からの判断は危険かなと思ったのです。
その子は普段は70点から80点をとる子でした。
しかし、あるテストで事件が起こります。
テスト結果が返されたある日、親御さんから電話をもらいます。
「先生、数学のテストが3点で落ち込んでいるのですが・・・」
親御さんも今までに見たことがない点数だったので、焦って電話をしてきたようでした。
とりあえず、親御さんにはお子さんにテストの問題用紙と答案用紙を持ってこさせてもらい、なぜ間違っているのかを見ることに。
式もきちんと全部書いてあったので、実際に式を見てみると・・・
これが見事なんです。
見事に、1問1問ちょこちょこ足し算を間違えたりかけ算を間違えたり・・・
解き方は大部分あっているのに、計算で落としに落としまくっています。
そんな計算ミスで、まさかの75点の減点・・・
こんなに見事に間違えた答案は見たことがありませんでした。
78点のテストが3点に・・・
計算ミスこわいなぁと思った次第です。
さすがにあまりの点数の悪さに涙したようですが、全部の問題に対して、間違えたところなどを指摘してあげました。
さすがに3点なんて取ったら授業について行けていないのかと思ったとその子は言っていました。
分かってなくて間違えたんじゃなくて良かった!と晴れ晴れとした表情で帰っていきました。
ケアレスミスから立ち直るにはまずは、そのミスの原因などを突き止めることが大切ではないでしょうか。
まとめ
今回の記事では、やってしまったケアレスミスからの立ち直り方について書いてみました。
ケアレスミスをしてしまうのはある程度仕方がないのかもしれません。
やはり人間であればちょっとしたミスはしてしまうものです。
ケアレスミスをたくさんして落ち込んでしまうということがあるかもしれません。
そんなときでもまずは、本当にケアレスミスなのかの確認をしましょう。
自分で答案用紙を見ても、ケアレスミスなのか単に間違えただけなのか分からないときは、学校の先生や塾の先生に尋ねるのもいいですね。
ケアレスミスで落ち込んでしまったり、しゅんとしてしまったりしてしまうという時に立ち直るには、間違いの原因を追及するのが大切です。
ケアレスミスなのか、それとも単なる間違いなのかが分かれば対処方法も考えることができますよ。
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