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若年性パーキンソン病でも一人暮らしはできる?

皆さんは一人暮らしに憧れたことはありませんか?

家族と一緒に暮らすのもいいですが、一度全て1人でやってみたい、自分好みの家具を揃えたい、堂々と恋人や友達を呼びたいなど理由は色々あると思います。

それは障害を持っている人たちも同じです。

障害を持っていても自立している人は沢山います。

障害の部位や程度によって家の中を工夫していけば一人暮らしすることも可能です。

しかし進行していく病気はどうでしょうか?

そこで今回は若年性パーキンソン病でも一人暮らしはできるのか、若年性パーキンソン病と診断されもうすぐ5年でヤール重症度3[1]パーキンソン病の重症度を表していて、ヤール重症度3とは姿勢反射障害や歩行障害が現れ、バランスを崩しやすくなる状態のことです。になる私の症状を含めお話していきたいと思います。

若年性パーキンソン病でも一人暮らしがしたい!

同じ若年性パーキンソン病でもそれぞれ進行具合や症状が違うので絶対できる、できないとは言えませんが誰の手も借りずに完全に一人暮らしが出来るのはヤール重症度の3までではないでしょうか?
オフの時はゆっくりでなければ出来なくてもオンになれば比較的スムーズに生活出来るということが一つの目安だと思います。
ちょうど今の私がこれに当たります。
例えばオフの時に食事が作れなくてもオンの時に作って小分けにしておけば問題ないですし、お風呂もオフの時を避ければ良いだけの話ですす。
トイレはゆっくりであれば一人で行くことができます。

一人暮らしをするということは全て自分でするということなのでリハビリにもなります。
ただ逆をいうと何もしなくても誰も何も言わないためオフを理由に動かなくなってしまえば元も子もありません。
そこは自分に厳しくするよう心がけた方が良いと思います。

またヤール重症度が3以上の人でも一人暮らしが出来ないわけではありません。
様々な支援があるためそれらを利用しながら生活することもできます。
例えば訪問看護です。
私は次男を出産したあと、薬の調整がなかなかうまくいかず、訪問看護を利用して次男の沐浴をお願いしていました。
どのような支援があり自分は利用できる条件に当てはまっているか一人暮らしする前に調べておいたら安心ですね。
万が一のことを考えアパートやマンションの管理人さんに伝えておくのもいいかもしれません。

パーキンソン病のオフを初めて見る人は、いつもの姿とのギャップに驚くと思います。
進行が進むに連れオフの程度も強くなっていくため、「話しかけても反応がない。ヨダレがでている」となったら恐らく救急車を呼ぶと思います。

実際ネットでショッピングモールのトイレで急にオフがきて救急車を呼ばれましたというのを読んだことがあります。
このような時は自分の病名や症状、急に動かなくなっていても薬を飲んでしばらくしたら動けるようになるということを紙に書いて持参しておくのも、一つの手だと思います。

まとめ

私自身、若年性パーキンソン病を発症してから一人暮らしをした経験はありませんが、主人は仕事で留守をしていることが多いので状況が少し近いところもあると思います。

若年性パーキンソン病であっても1人暮らしすることは不可能ではありません。
若年性パーキンソン病は人よりも何をするにも時間がかかってしまうかもしれません。
それは時にもどかしく、悔しいこともあると思いますが色々なことに挑戦する気持ちを持ち続けたいですね。

「1人暮らしをする」ということは大きな自信に繋がると思います。
今、1人暮らししてみたいな…と思っている人がいるのなら今回の記事を参考にして判断してみてください。

References

References
1 パーキンソン病の重症度を表していて、ヤール重症度3とは姿勢反射障害や歩行障害が現れ、バランスを崩しやすくなる状態のことです。