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彼氏や彼女が若年性パーキンソン病だった!恋人が難病だと分かった時に考えたいこと

「彼とは運命を感じた」という言葉、ドラマや漫画で聞いたことありませんか?(少し古いですかね…)

付き合いだした頃は全てが新鮮で毎日が楽しくてこんな日が永遠と続けばいいな、なんて思ったことはありませんか?

3年で一度倦怠期がくるという話を聞いたことがありますが、そんな話はどこ吹く風で仲良しなカップルもいますよね。

私は受け入れられるか別れるか悩む恋人の方ではなく、若年性パーキンソン病を患った方の立場です。

私自身は結婚していますが私の症状や経験元に今後どのような事が考えられるか参考にして頂けたらと思い執筆させて頂きます。

彼氏や彼女が若年性パーキンソン病に。恋人が難病だったらどうすべき?

まず「付き合っている」というのはどういうことかというと、彼氏と彼女の関係で恋愛感情が2人の間にあるとお互いが認めていることです。
しかし、法的根拠は全くなく何の義務も発生しません。

私が若年性パーキンソン病と診断され丸4年が経ちました。
この4年間で私の生活は大きく変化しています。
1日に5回薬を飲み、不定期ではありますが自己注射をしています。
薬代がとても高く特定疾患医療費受給者証をもらっていますがそれでも金銭的負担を感じていますし、薬の副作用で車の運転ができなくなったので受診日はバスと電車を乗り継いで通院しています。
せっかくの休みの日でも薬が効いていないと動きにくく体が怠くなるので家で横になっています。

もしパートナーとのデートの時、車を使っていたのならあなたが代わりに運転するか、もしくは公共交通機関を利用しなければいけません。
デート中、薬を飲む時間が過ぎないように時間を気にしながら過ごす必要もあるかもしれません。
仮に薬を飲んでも効くとは限らないし、薬が効かず途中で帰ることも考えられます。

そして私自身辛いというかパートナーに1番申し訳ないと思ったのは外出時の人の目です。
パーキンソン病は自分の意思とは関係なく勝手に体が動くのでどうしても注目を集めます。
特に年齢が若いと「あの人どうしたの?何かの病気?」や「なんか動きが変」と笑われたりします。

あなたはこれらのことに耐える覚悟はありますか?
支える自信はありますか?

今はまだこれらのことがあなたのパートナーには起きていないかもしれません。
しかし早急に治療方法が見つからない限り必ず起こりうることです。

もし自分では支えきれない。と思って別れるのであればその選択はあなたとパートナーにとって間違ってはいない選択だったと私は思います。
支えきれないと思いつつ、ズルズルと付き合い続けていると恐らくあなたはあなた自身の将来に不安を抱きパートナーとの関係が悪化していくのではないでしょうか。
病気が分かったから別れる。
その行動自体、見た目はとても冷たいように感じますが、それは誰からも責められるものではありません。
現実は本当に大変なのです。

そしてそれでもあなたはパートナーを支え続けるというのであれば病気のことを勉強して下さい。
知識がなくては支えていくことは難しいです。
「好きだから」では到底乗り越えられないことが沢山あると思います。

まとめ

私自身は結婚してから発症しました。
既に子供もいました。
何度も別れを切り出そうと思いましたが、私が病気の進行を目の当たりにし落ち込むたびに主人から「病気と上手く付き合っていこう」と何度も言われました。
子供が私たちから離れ夫婦2人になった時はわかりません。

今、付き合っている段階のあなたはとても悩んでいると思います。
それは若年性パーキンソン病を発症したパートナーも同じです。
別れるか別れないかどちらが正しいかは誰もわかりません。
ただ私が思うのはあなたの人生であり、後悔しないように選択してほしいです。

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