記事内に広告を含みます

ストレートナレーションのコツって?短時間で上達するための練習方法とは

ナレーションの勉強をしていると「ストレーナレーション」という言葉をよく耳にすると思います。

レッスンの課題にも出てくるのではないでしょうか。

今回はストレーションナレーションのコツについて書いていきたいと思います。

ストレーションナレーションのコツとその練習の仕方

ストレートナレーションってなに?

まず、ストレーナレーションとは何か?というところからお話しします。
「ストレーナレーション」という決まった形のナレーションがあるのかというと、ありません!
ありませんというか、ストレートナレーションの定義は人によって違うのです。
アナウンサー、声優、ナレーターとそれぞれに「ストレーナレーション」をやってくださいと言ったら、全部違うものがでてきます。

これでは初心者が混乱してしまうので、その中でも一般的に「ストレーナレーション」と呼ばれるものを紹介すると、報道番組のナレーションが一番近いでしょうか。
あとはNHKのアナウンサーによるナレーションなどがイメージしやすいと思います。

そして「ストレーナレーション」の逆をいくナレーションというと、バラエティなどのポップなナレーション等にあたるのがそれだと思います。
報道のナレーションとバラエティのナレーションを比べると、大きく違うのが分かりますね。

ストレーナレーションでは、より内容を正確に伝えることが最も大切になってきます。
実際にストレートナレーションに挑戦したときに、自分の色を出すのは間違いだと言われたことはありませんか?
自分のナレーションに色を出そうとすると、変な抑揚をつけたり滑舌が曖昧になったり、一番大切な内容を伝えることがおろそかになってしまう場合があります。
しかしあまりそれを意識しすぎると棒読みになってしまうこともあります。

ちなみに、バラエティのポップなナレーションにはストレートナレーションとは違う難しさがあります。
「ストレートナレーション」のように内容を伝えることが大前提で、さらに面白おかしく強調したり、ナレーターの独自の色を出していくことが求められます。
初心者が最初にバラエティのナレーションを真似するのはやめておきましょう。
変な癖がつきやすくなってしまいます。

ストレートナレーションの読み方のコツ

「ストレーナレーション」の読み方のコツとは、間やスピードに変化を出し、より伝えたい部分を強調することです。
読み手であるナレーター自身が出来るアレンジといってもそのくらいしかありません。
その時に必ず気をつけて欲しいのが「単語だけを強調するのではなく大切な文章全体を伝えるように意識する」ことです。
単語を強調すると、先ほど述べたように変な抑揚がついたりしますので気をつけてください。

そして「ストレーナレーション」は前述したように決まった形があるわけではないので、求められている場面によって考える必要があります。
例えばレッスンの課題で出た場合、その講師の方のボイスサンプルなどで「ストレーナレーション」をしているものをチェックしてください。
なければ、誰を参考にすればいいのか聞いてみてください。
そうすると、その講師の求めている「ストレーナレーション」がどんなものか分かりますよ。
オーディションで「ストレーナレーション」を求められた場合は、まずどんなオーディションなのか、審査員がナレーターなのか声優なのか、オーディションを開催する側がどんなところなのか、それらをふまえて求められている「ストレーナレーション」がどんなものか考える必要があります。
これ!と言った正解があるわけではないので、とても曖昧で分かりづらい「ストレーナレーション」ですが、全てにおいて共通しているのは『内容をより正確に伝えること』ですので、もし迷ってしまった時にはこれを忘れずにチャレンジしてください。

ストレートナレーションの練習方法

練習法としては、自分の考える「今必要とされているストレートナレーション」をしている人の真似をすることが上達への近道です。
何度も聞いて、どこを強調しているのか、どんな流れで読んでいるのかを確認し、とにかく最初は真似からはいります。
自分の読んだものを録音して聞いてみて、しっかりと内容が伝わってくるものかどうか繰り返し練習してください。
繰り返すことで、段々と「ストレートナレーション」の読み方が掴めてくると思います。

まとめ

今回はストレートナレーションのコツと練習方法について書いてみました。
ストレートナレーションではそれならではの技術が必要になります。
コツを押さえてしっかり練習に取り組むことが大切なのではないでしょうか。

【関連記事はこちら】
ナレーションとは違う朗読のコツは?練習方法を工夫すればグッと上手くなれる!