私立中学、中高一貫校で成績不振で退学勧告、退学勧奨をされてしまった。
それでも、その中学に通うことを決めたらすべきこととはなんでしょうか。
私立中学に退学勧告されたけど通うことを決めたらしたいこと
私立中学で退学をすすめられたということは成績不振という理由がほとんどです。[1]まれに素行不良ということもあるかもしれませんが・・・
この私立中学の勉強・成績の部分さえ解消してしまえば、気持ちよく私立中学に通い続けることができますし、さらに余裕を持って高校に進学もできます。
さらには大学受験もスムーズにすることができます。
ただ、勉強で1度うまくいかなくなってしまうと、成績を立て直すのは周りが思っている以上に難しいものです。
「ちょっと勉強すればどうにかなるんじゃないかな?」
「努力すれば何とかなるよね?」
といったように軽く考えない方がいいと思います。
思っている以上に再び勉強ができるようになるというのは難しいです。
お子さんの努力不足だとか、もっと勉強すればなんて簡単な問題ではありません。
そうは言ってもできるようにしないといけないので、何をすればいいのか、ということについてみていきましょう。
私立中学で成績を立て直すには数学と英語の成績が要!
5教科の成績ではなくとにかく数学と英語、この2教科の成績を立て直すのが当面の目標です。
他の科目に関しては、定期考査で頑張ってごまかしながら進学していってもなんとかなりやすいです。[2]高校内容の物理、化学は先生によっては大変かもしれません。
ただ、この2教科は実力をあげていかないと、定期考査でも点が取れない…
赤点を取ってしまったとなりがちです。
数学と英語を立て直すための勉強方法をそれぞれご紹介します。
数学の勉強法
一度分からなくなってしまった数学の勉強でもっともおすすめなのは教科書をやり直すことです。
教科書の例題がきちんと分かっていれば、数字がややこしくなっても問題を解くことができるようになります。
教科書の例題が分からないという、状況になってしまっては、どんな問題集も解くことはできません。
まずは教科書の例題を徹底して解くということがおすすめです。
数学の問題集をすすめない理由
数学の勉強と言えば、私立中学では問題がたくさん載った教科書傍用問題集やチャートのようなものを何度も解くことが推奨されていることが多いと思います。
先生によっては手製のプリントのみということもあります。
もちろん理想としてはたくさんの問題を解いて慣れていくというのが勉強らしい感じがします。
しかし、私立中学から退学をすすめられる現状とはいえ、学校の授業は先に先にすすんでしまいます。
大量の問題を解いてさらに学校から課される宿題をこなすということは現実的ではありません。
お子さんの心が折れてしまうのが先になってしまいます。
教科書の例題を中心に必要な知識を理解して習得していくというのが、現実的です。
例題がきちんと解けるという状況になれば、基本問題は解けるようになっているはずです。
もちろん、1度でなかなか分からないということもあるので、何度か繰り返すのがいいですね。
英語ってどうやって勉強すれば良い?
数学と違って、長文を見て分からない単語がほとんど…という場合を除いて[3]こんな場合でも意外と以前のところに戻らなくてもうまくいかせることは可能です。、英語は以前のところに戻る必要はないと思います。
ある程度なんとなく英文が分かるというくらいであれば、中学校で習っている英語をもとに勉強することで追いつくことは不可能ではありません。
学校の教材をどう学習していけば、いいのかというと、基本的には丸暗記です。
1番おススメなのは長文の丸暗記です。
ただ、こう書くとそのまま意味もなく暗記してしまう子がでてしまうのですが、文型が分かって、英文がスラスラ読めて、訳が分かるというところでいいと思います。
この目的は、長文に慣れつつ、覚えている英単語・熟語の量を増やすことです。
長文(教科書のお話でOKです。)を主体として、他の勉強は定期考査前にすればいいと思います。
なぜ長文を中心とした勉強をすすめるのかと言うと、長文になれつつ、文型、単語、熟語とトータルに鍛えられる一番の教材だと思うからです。
また、英語の苦手な子の勉強を見ていると単語ばかりしている子や、文法問題ばかりしているという子が多いです。
単語にだけ問題がある、文法にだけ問題があるというお子さんは少ないです。
色々な分野に身に付けないといけないことが散らばっています。
それらをきちんと身に付けるには長文が一番手軽で現実的だと思います。
まとめ
今回の記事では退学勧告を聞かず高校までそのまま進学するときの勉強について書きました。
基本的には記事の内容をすれば大丈夫だと思います。
でも、もっと効率的に勉強することは可能です。
可能なのですが、何をすべきかということを把握することは容易ではありません。
私立中学についていけていないという状況下というのは何の力が不足しているのかということを判断するのは思いの外難しいものです。
学力が追いつくということに加えて、大学受験も視野にいれないといけません。
そんな難しい状況下でお子さん自身が何を勉強すべきかということに気づくということは難しいです。
親御さんが気づくのも難しいと思います。
そのため退学勧告を受けるほどの状況であれば、プロの力を借りるのが最もいいと思います。
退学をすすめられるほどの状況にあるときのリスクは時間です。
時間をかけずに勉強ができるようにならなければいけません。
スピーディーに追いつけるといいですね。
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