留学後に現地で就職したいと思った時のポイント

海外に留学したのちに「このままこの国に住みたい」「この国で就職したい」という気持ちになり、就職のことで悩んでいる留学生たちの話をよく聞きます。

今日は「留学後にその国で就職するにはどうしたらいい?」というテーマで、現在海外に留学中の方が、現地で就職するにはどのような方法があるのかについてお話を進めていきます。

留学先、就職したい国によって、就労に関するビザ発給の条件や方法が異なります。

また就労ビザに関する情報は、随時更新されたり、追加情報などがある可能性もありますので、ご自身でも再度、各国の大使館HPなどでビザに関しての最新情報を必ずご確認ください。

留学後は現地で就職したい!

現在、私はアメリカに住んでいますが日本からの留学生と話す機会があると、毎回話題になるのが「日本で就職するか、アメリカで就職するか」ということです。
一度、日本で社会人を経験してから留学して専門分野(学士号、修士号)を勉強している日本人の学生さんたちは、「このままアメリカでもっと専門的に職を磨きたいけれども、就労ビザを取るのが難しいんですよ。」と切実に海外で就労することの難しさについて考えていました。

私のようにアメリカ人と結婚して永住権を持っていれば、アメリカでも就労が可能ですが、日本人留学生がアメリカで就職となると、「就労可能なビザを持っているか」ということが、現地就職の大きなハードルになっていることは間違いないです。

この記事を書くにあたり、私の住んでいるエリアの有名なアメリカ企業の求人状況を調べてみました。
通常の求人情報に加えて、広く募集しているのが「2019 インターン 〇〇〇〇」という求人要項です。
現在大学に通い専門分野を勉強している学生を対象に職務経験の機会を与えています。
この「インターン募集」の機会に、その企業で実務経験を積むことでそのまま就職へとつなげることが可能なようで、学生たちは「インターン、インターン」と口を揃えて言っています。

しかしながら、「就職」と言ってもまず必要になるのが、「就労が許可されているビザ」を持っているかどうか、ということです。
留学後にその国で就職するには、

  1. 直接就職したい企業へ応募する
  2. 海外に支店のある日系企業への就職を紹介してくれるエージェントに登録する
  3. インターンとして一定期間企業で働く経験をして、企業に就労ビザの申請をしてもらい雇用してもらう

といった大きく3つの方法がありますが、その国で就労することができる「就労ビザ」は、就職する上で絶対に必要となってきます。

アメリカでは学生ビザしか持っていない学生が、本来就労ビザが必要な仕事に従事していることが見つかってしまうと、強制的に日本へ帰国させられる、将来アメリカへの入国が困難になるとも言われています。
また求人情報には「アメリカでの就労ビザをお持ちの方対象」と書かれていることがほとんどです。

アメリカの大学、大学院などに留学したあとにそのまま働きたいという人は、OPT(Optional Practical Training)という期間限定のビザがあります。1)ただしビザのステイタスは学生ビザF1のままです。
このOPTは留学生が学んだ分野を活かして働くことができます。
最低9カ月の学習の後にOPTとして働くことが出来、在籍中、卒業後もフルタイム、パートタイムでの勤務が可能です。
期間は通常12カ月ですが、修士課程、博士課程に進んだ場合は12カ月延長が可能のようです。

OPTの申請の際には、大学の留学生オフィスで申請したい旨を伝えて必要書類を準備します。
取得までの期間はおおよそ3か月~4か月との情報がありました。
語学学校では申請が出来ない可能性もあるため、現地での就労を考えていてOPT申請希望の場合は語学学校に確認をしてください。
そのため「語学留学」のみで海外留学をしてそのままその国で就職したい、となった場合は、この就労ビザを取得するのは難しいのかも知れません。
その企業にコネクションがあるか、または現地の人と結婚して永住権を取得するか・・・
絶対に道がないわけではないですが、「語学習得のみが留学の理由」だと就労ビザを取得するのは困難なのかも知れません。

就労ビザH-1Bは「雇用企業が申請する就労ビザ」なのですが、条件としては、すでに内定を獲得していて、雇用企業が確定していなければいけないこと。また採用側の企業は就労ビザの手続きに数十万円の費用と、手続きの時間をかけなくてはいけないため「どうしても採用したい人」であれば企業がビザを申請することになります。
ただし、このH-1Bビザは、希望している職種と同じ(類似)の専攻で四年生大学を卒業した学士号を持っていることが条件となるとのことです。

留学後の留学先での就職先の探し方

例えばアメリカでの就職先の探し方としては

  1. 大学で就職情報を得る
  2. インターネットで探す
  3. 人材派遣に登録する

といった方法があります。
アメリカのインターネットでの求人情報は

  • indeed
  • Monster

は求人情報サイトとして人気が高く有名な求人サイトです。

留学後に留学先で就職するときのポイント

留学後にその国で就職するには、

  1. 専門分野を活かす職種へのインターンから就職への道
  2. 企業側からビザのスポンサーになってもらう
  3. ワーキングホリデービザから就労ビザへの切り替えは、雇用主が移民局へ「外国人だけれども雇用したい」という理由が認められないと許可が下りない場合があるため、企業にワーキングホリデービザから就労ビザを取得したケースが過去にあるのか確認しておいた方がよい

ということがポイントになってくるのではないでしょうか。

まとめ

私の友人の事例ですが、アメリカである企業の方と偶然にレストランで隣になり、話していたところ、専攻している学部に興味を持たれたとのことで、「レジュメ(履歴書)をHR(人事部)に送ってみて」と言われたのです。
想像もしていなかったところで「コネ」を作ることができ、仕事を紹介してもらっていました。
レジュメを作成するのは時間がかかります。
事前に過去の職歴など整理して、自分が日本にいた頃の仕事のこと、なぜ留学してその分野を学ぼうと思ったのか、などレジュメのたたき台を作成しておくことをお勧めします。

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References   [ + ]

1. ただしビザのステイタスは学生ビザF1のままです。