看護学校を卒業し、新人看護師として働き始めた頃は多くのことにつまずいたり、挫折することもあります。
また、同期の仲間と比べて自分は仕事ができないと感じたり、仕事や業務を上手くこなせないと悩むこともあると思います。
このように自信をなくしてしまう出来事は誰にでもあるのです。
上手く仕事ができない場面に合ったときにどのように乗り越えていけばよいのかご紹介していきますね。
目次
新人看護師が仕事ができない、うまくいかないと思った時は・・・
初めてすることがうまく出来ないとやる気や自信をなくしてしまいますよね。
それが仕事のことであれば尚更だと思います。
特に、命に関わってくる看護師という仕事は不安になりやすいのではないでしょうか。
せっかく勉強してきたのに、仕事ができない、うまくいかないとなると、ネガティブな感情でいっぱいになると思います。
そんなときはどうしたら良いのでしょうか?
①なぜ仕事ができない、うまくいかないと思い始めたのか考える
同期は同じ環境で働く仲間でもありライバルでもあります。
同じスタートから始めた人と比べて自分は仕事ができていないと感じたり、周りに比べられると「自分は仕事ができない人間なのではないか」と落ち込むことってありますよね。
それぞれ人には得意なこと不得意なことがあります。
違う分野ではあなたの方が得意なことがあるかもしれませんよ?
誰にでも得意なことはあるのですから、できないことばかりに視点を合わせないようにしましょう。
初めからできてしまえば新人教育は必要ないのです。
出来ないことが当たり前なのです。
「同じ失敗をしないようにする。」「一度注意を受けたことは気を付ける。」「自分で進んで勉強を行う。」など、一生懸命業務を行っていれば周りの先輩は評価をしてくれます。
人は成長するスピードも違うのですから、少しずつでも成長する努力をすれば必ず評価をしてくれます。
ネガティブになるような思考はせずに、人は人、自分は自分と努力をしていきましょう。
②負の感情のスパイラルから抜け出す!
人は自信をなくしてしまうと挑戦することやスキルアップをするということを無意識にやめたり避けたりする傾向にあります。
自分に自身がもてないことから何事に対してもマイナスな思考になり、失敗をしやすくなります。
自分で失敗をしやすい環境を作り、さらに自身をなくしてしまうのです。
これが負のスパイラルです。
本来自信を持って挑戦していくとできることもあるのにできなくなってしまうのです。
この状態が長く続くと、やる気を失って向上心や行動力を低下させてしまいます。
「自分は何もできない、ダメな人間だ」とまで思ってしまうこともありますよね。
しかしこれは自分自身が「ダメな人間、できない人」という環境を作り上げてしまっているのです。
ここからの脱却方法は、まずはネガティブな思考をやめることです!
小さなことでも成功したら謙虚にならず、自分を褒めてください。
少しでもできることが増えたらそれを自身にしてみてください。
徐々にプラス思考になり、失敗しても次は失敗しないように頑張ろうと思えるようになると思います。
少しずつ自分に自信がつくことで、負のスパイラルからも脱出でき自分に自信も持てるようになります。
自分に自信がつくとやる気も起きますし、向上心も湧いてきますよ!
ダメな自分探しより、良い部分を探し素直に受け入れることが大切です。
③うまくいかない言い訳をしない
人と比べて仕事ができないと感じるときは、周りの人からの自分の評価を気にしている場合があるのかなと思います。
仕事ができないことがあなたの全ての評価に繋がるわけではありません。
「仕事が出来るか出来ないか」以外にも仕事に取り組む姿勢や患者さんへの対応、失敗した時の態度などもあなたの評価に繋がります。
新人のときにありがちな行動は、失敗した時や注意を受けた時に態度が悪くなってしまうことです。
よく言い訳をしている新人さんを見かけます。
「自分が悪いのではなく他に原因があったのでできなかった。」というパターンです。
自分が失敗した原因よりも他の原因をみつけてそのせいにしてしまうと、評価が下がることがあります。
失敗をした時には自分の失敗の原因を素直に受け止め、非を認めて謝罪することで逆に評価が上がったり、人として認められます。
失敗をしてしまった時の対応で今後のあなたの評価も決まり、仕事ができる人という評価にも繋がっていくのです。
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④ゆっくり深呼吸!失敗したときこそ冷静に
緊張しやすい人やパニックになりやすい人がいますよね。
この傾向がある人は自分が失敗をしやすい環境を作りやすいのです。
仕事がうまくいかず失敗してしまうと人は冷静さや判断力を失い、さらに失敗を重ねてしまいます。
その結果失敗に失敗が重なり大失敗となり、自信をなくしてしまいます。
性格なのでなかなかすぐには改善することは難しいかもしれませんが、冷静になる練習をしてみましょう。
予防策としては、深呼吸をしたり、自分が落ち着く動作をしてみることです。
このままでは慌ててしまうと思ったときには一旦ストップして自分をコントロールする機会をもつことです。
一度冷静になり物事を考えることが大切です。
私は仕事中に焦ることもありますが、「焦っていても仕方ない」と感情を割り切り一度冷静になります。
「わからないことはわからないので先輩に聞く。」「自分で対処できないときはできないと認め、他の人に助けを求める。」と、自分に言い聞かせることで失敗も少なくて済みますし、先輩にできないことを伝えることで指導をしてもらうこともできます。
焦って自分でできないことをできないまま行うことで患者さんや他のスタッフに迷惑をかけることがあります。
冷静になり、自分を客観的にみることができる練習をすることも大切です。
これは、仕事だけでなく日々の日常生活でも重要です。
焦ったり、パニックになったときに冷静に対処しようとする練習をしてみてください。
私も昔は緊張しやすい性格ですが、最近では緊張することも少なくなってきました。
冷静さは経験や練習をしていかないと習得できませんので日々自分をコントロールする練習をしてみてください。
冷静になることで失敗をする回数や機会を回避できるようになります。
まとめ
今回は、仕事がうまくいかなかったり、同期の仲間と比べて仕事ができないとネガティブになってしまうことについて話してみました。
実は失敗をしてしまう環境は自分自身が作り出している場合もあったのです。
どうしようもなく避けようのないこともありますが、自分自身のネガティブな思考による失敗は改善することができるのです!
自分が自信をもって仕事を行うことで仕事へのやりがいや楽しさをみつけることもできます。
また、人と比べて周りの評価ばかり気にするネガティブな性格も治すことができるかもしれません。
自分の良いところは素直に受け入れ、プラスに受け取っていく方が笑顔も増え、やる気にも繋がっていきますよ!