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意外と分からないマナーの身につけ方を種類別に紹介!

本日はマナーの身につけ方についてお話しますが、その前にマナーに関する私なりの格言があるので、ぜひご紹介させてください。

それは、「“知っている”と“出来る”はイコールではありません。」という言葉です。

知っていても出来なければ、それは“知らない”と同じことなのです。

“知っていること”が“出来ること”。

そして相手に自分の心が伝わることを「マナー」と呼びます。

まずは「知識」としてマナーとは何かを頭の中で知り、得た知識を相手や状況によって臨機応変に変化させる能力「知恵」にすることが出来てこそ、マナーが身についたと言えるのではないかと思います。

それでは今回は実際にどのようにしてマナーを身につけるべきなのかについて書いていきたいと思います。

マナーの身につけ方

まず初めに、「マナー」にはどのような種類があるのか、大まかにご紹介します。
そして各々のマナーを身につけるためには、具体的にどのような手法があるのかも併せてお話していきます。

1.テーブルマナー

肘をつかない、お茶碗は持つなどの食事のマナーの基本は、各家庭や学校で子供の頃に習っている、もしくは何度も注意されながら身につけた、という人が多いかと思います。
テーブルマナーにも、「洋食、中華、和食、和食の中でもお寿司」など色々な種類の食事のマナーがあります。
1番簡単な方法は、テーブルマナーに関する本を購入して読む、もしくはインターネットで検索することです。

食事のマナーを勉強する際に実際の状況を想像しながら勉強することをお勧めします。
例えば、「バッグはどこに置けばいいのか。」「和室だった際にはどのように座布団を使えばいいのか。」など、食事以外の疑問もいくつか出てくることかと思いますので、併せて勉強しておいた方がよいです。

そして、頭の中に知識を入れたら、実際にレストランなどでその知識を発揮する「実践」です。
「こんなときはどうすればいいのだろう。」と実践において出た疑問は、その日に帰ってまた調べます。
そうすることで、経験したこと、知っていることがどんどんと増えていき、自分の身についていきます。

レストランで食事中に食べ方が分からない、間違った食べ方をしているのではないか?と不安になったら、ウエイターに質問してみることです。
ホテルなどのレストランウエイターは、テーブルマナーに関しても勉強するため、どのように頂くのがよいのかを知っています。

2.人とのお付き合いのマナー

これは冠婚葬祭のマナー、訪問の際のマナー、お歳暮やお中元のマナーなど、人付き合いをする上で必要となるマナーで多岐に渡ります。
こちらは1冊、マナーに関する本を購入しておくことをお勧めします。
日本では、人付き合いに関するマナーは昔からその内容は変わらず受け継がれてきています。
「これでいいのかな?」とマナーに関して不安になった際にすぐに読み返すことが出来るようにマナーに関する本があると便利です。
もちろんインターネットでも同じように検索することが可能です。

知識が身についたら、実践編ですが、人付き合いのマナーに関しては基本を押さえておいて、相手によって臨機応変に対応する必要があります。
お歳暮、お中元の種類に関しても、相手の好みや昨年と同じ商品なのか、違う商品にするのか、など、「心遣い」が必ず必要になってきます。
心遣いを身につけるためには、人がやっていて「あ、それいいな。」と思ったことを取り入れたり、自分がされて疑問に感じたこと、嫌だったことは相手にもやらない、というシンプルな方法でよいと思います。
必ずしも「自分がされて嬉しかったこと」が「他の人もされて嬉しいこと」とは限らないため、自分の経験の押し付けには注意することが必要です。

3.ビジネスマナー

こちらも、本やインターネットを駆使すれば知識を養うことができますが、最も大事なことは、それをきちんと実践できるかどうか、ということです。
例えば名刺の渡し方でも、必ず相手が本に書かれた通りに自分の名刺を出してくるとは限りません。
こういった状況の中でも、臨機応変に相手に失礼のないようにすることがビジネスにおけるマナーです。

ビジネスマナーにおいて不可欠なのが「繰り返しの練習」です。
敬語は知っていて紙には書けても、実際に現場で上司や先輩、お客様を相手にして正しく使えなくては意味がありません。
ビジネスマナーを教えてくれる会社がありますので、そういった民間企業が主催するビジネスマナー講座に参加すると、ロールプレイを通じて体でマナーを覚えることが可能になります。

また、会社でビジネスマナー講座があれば、積極的に参加することをお勧めします。
基本的なビジネスマナーを身につけることが出来たならば、次なるステップとして「プロトコールマナー[1]プロトコールとは、「国際儀礼」を意味します。国旗の扱い方、握手の仕方、宗教の違いに対する配慮など国際的なマナーのことです。」を勉強しておくと、ワンランク上のビジネスシーンで役に立ちます。

まとめ

「食事」「人付き合い」「ビジネス」のマナーを総合的に学ぶ機会としては、「Finishing School(フィニッシングスクール)」というマナー講座があります。
主に女性が参加対象となりますが、男性が対象の講座もあるようです。
多岐に渡る種類のマナーを身につけるとともに、エレガントな立居振る舞いを身につけることは、自分の自信にもつながるのではないでしょうか。
正しいマナーを身につけることは、相手からの第一印象や信頼度、好感度をアップさせるひとつの手段です。
自分の体で覚えたものは誰も取っていくことは出来ません。
身につけたマナーはあなたを輝かせるための、一生の宝物になるのではないでしょうか。

References

References
1 プロトコールとは、「国際儀礼」を意味します。国旗の扱い方、握手の仕方、宗教の違いに対する配慮など国際的なマナーのことです。