11月くらいになってくると受験生を待ち受けるのが志望校決めです。
志望校選びは迷う子が多いです。
随分早く見えますが、高校受験は中学校が願書の提出などを一括しておこなっているため早くなります。
地域に学校が少ないとそこまで大変ではありませんが、地域に学校が多いと大変・・・
今後の人生に影響があるためきちんと選んでおきたいものです。
今回はそんな志望校選びについて書いていきたいと思います。
高校受験の志望校の選び方はこうだ!
志望校を選ぶというのは難しいです。
志望校を選ぶにはお子さんの感情と親御さんの理性的判断と現実の3つの視点があります。
お子さんの感情とは「○○高校に行きたい」とか「△△高校はやだなー」ってことです。
親御さんの理性的判断というのはお子さんが選んだ進路がお子さんに合っているのか総合的に判断することです。
現実とは内申や模試などのことです。
これら3つの側面から考えていきましょう。
まずは親御さんが折れましょう。
お子さんの感情ってのは、行きたいとか行きたくないって気持ちのことです。
高校に行くのはお子さんなので、1番大事なのはお子さんの感情です。
ここを意識しないと、よくあるのがお子さんの行きたい高校と親御さんの行かせたい高校が違うことが原因で起こる親子ゲンカです。
親御さんはお子さんのことを思って言っているのは分かるのですが、お互いが感情的になってしまうとそんな親心は伝わらずお子さんは志望校を押しつけられているような気持ちになってしまいます。
お互いが一生懸命将来のことを考えているのにそのことで喧嘩してしまってその思いが分かり合えないなんて勿体ないです。
意味のある話し合いにするためにまずはお子さんの感情が1番大事ということを親御さんが意識してお話しするといいでしょう。
お子さんもきちんと話し合いをするために親御さんの意見に自ら耳を傾けるべきですが、そんなことは無理です。
まずは親御さんからお子さんの言うことを否定せずにきちんと話を聞いてあげましょう。
志望校に関することだけでなく学校で何をしているだとか何が好きだとかいろいろな話をするとさらに良いです。
話を聞いていくとお子さんの価値観が分かってきて、将来したいことやどんな人になりたいのかなどたくさんのことが分かってきます。
そうなってくるとしめたもの。
お子さんの行きたそうな高校が分かりますよね。
他にも高校説明会ではお子さんの知りたいであろう情報を親御さんが質問できるようになったりします。
このくらいになってくるとお子さんもきちんと話を聞く体勢ができています。
自分のことを理解してくれる人の話はお子さんの心に響きます。
このようになってから初めて親御さんの考えていることを伝えられるようになります。
話ができるようになったら一緒に志望校選び!
やはりお子さんが行きたいという高校は感情的に何となく選んだものがほとんどです。
いってしまえば、なんとなーくなんですね。
オープンスクールにいって楽しかった!とか、友達が行くって言ってるから!とか、ちゃんと選んだのかな?って思う理由が目白押しです。
私立のオープンスクールにいくと、大抵の子がそこに行きたいって言い出します。笑
非日常の体験のせいか、みんな楽しそうに帰ってきます。
どうしてもその楽しいことが、単純にそのまま行きたい高校となってしまう子もいるので注意が必要です。
高校側は勝負の授業をもってきているので体験授業も楽しいはずです。
しかし、高校入学後もそんな授業が続くわけではないので参考程度にとどめておく方がよいでしょう。
でも、こんな感情的理由でだと大人目線で見たときにそんなアホな理由で決めないでーって思ってしまうかもしれませんが意外と完全には無視しないほうがいいです。
その「楽しい」の中にはオープンスクールで感じ取った雰囲気もあるからです。
雰囲気が心地よい高校に惹かれるのは当然と言えば当然のことです。
誰しも楽しそうなところに行きたいものです。
そんな楽しいオープンスクールは複数の高校に行くのがオススメです。
なぜ楽しいから行った方がいいというのかというと、お子さん本人もオープンスクールだから高校が楽しく過ごせるようにしているってことを実感できるようになるからです。
親御さんが言葉にしなくても、感じ取れると思います。
そこに気付いてくれると、お子さんも冷静に高校を見ることができるようになります。
そうはいっても、興奮冷めやらぬオープンスクール直後では、その高校に行きたい!と言いがちなので、しばらくして熱が冷めたくらいのときに話し始めるといいですよ。
それまでは何を言っても難しいと思うので待っておくのが得策です。
お子さんが聞く体勢になってきたら、お子さんの感情を尊重しつつ親御さんの理性的判断が大事になります。
まとめ
高校受験での志望校の選び方についてでした。
志望校選びはどうしてもお子さんの将来が心配で口出したくなるのは仕方がありませんが、お子さんにとっては嫌なものです。
まずはきちんとお子さん中心だと認識してお話するとお話ができるようになります。
ちょっと長くなってきたので次回の「高校受験を控えたお子さんの志望校のことを親も知ろう!」に続きます。