メダカをビオトープで飼育するとき、メダカの数は何匹ほどがいいのでしょうか?
ビオトープにてメダカを飼い始めるのなら誰もが疑問に思う事かと思います。
室外飼育するための容器の大きさによってもメダカを飼える匹数が変わってきます。
これから私が今までの経験上感じたことを書かせていただきますので、室外にてビオトープ飼育したいと思っている方の参考にしていただけたらと思います。
メダカをビオトープで飼育するときって何匹から始める?
まず発泡スチロール水槽や睡蓮鉢などなのか、大き目なプラ船なのかでもずいぶんと変わってきます。
基本的にはフィルターなどを使わない水草での酸素補給ですと、メダカ1匹につき1リットルの水量が必要だと言われています。
室外でフィルターを使用しない分、過密飼育をしてしまうと水の汚れが早くなりメダカに悪影響を及ぼしてしまうのも理由にあります。
故に1リットルに1匹とは言われていますがこちらは「最低でも」の話なので、私の飼育している感じだとそれでも過密すぎるかなと感じています。
簡単な所で試してみるとわかりやすいのですが、例えば8リットルのバケツに8匹のメダカが入っているとどこか窮屈に見えます。
一見してあまりいい環境でないのが分かります。
メダカを飼うにはバクテリアが必要なため、底砂も必要になりますし、ビオトープの外観のオシャレを意識するほど水草も多くなり場所をとります。
つまり1リットルに1匹ではさらにメダカ1匹当たりの縄張りが少なくなるのです。
メダカはのんびりと泳いでいるようにも見えるのですが、意外と縄張り意識が強いためよく追い払い合いや威嚇した泳ぎ[1]ヒレを逆立て自分を大きく見せながら相手を威嚇してクルクルまわります。をします。
水量が少なく、水草が泳ぎを邪魔し、更に縄張り争いで破れ自分の泳ぐ場所がなく端の方に縮こまっているメダカは見ていて可哀想ですよね。
ですので、できるだけ2~3リットルに1匹程に抑える事が理想かなと感じています。
ただ、せっかくビオトープを始めるのにメダカが少なくてはつまらない!という方もいるでしょう。
その場合元々の容器がプラ船などの大きいサイズや、威嚇されたときに逃げることのできる深めの発泡スチロール水槽ですと沢山の数を飼うことも可能かなとは感じます。
メダカは少数で飼育すると縄張り争いが絶えませんが、逆に沢山の数を飼っているとそういった事をしないとも聞いたことがあります。
ただ、その場合には水替えなどの世話が増える事になるのは覚悟してください。
・めだかをなつかせるにはどんな方法があるの?
あとは繫殖をさせたいのかそうでないのかによっても変わってくると思います。
繫殖はそれほどさせたいと思わないのであるならば、できるだけ大きいサイズで2~3リットルに1匹ほどの飼育をオススメします。
ですが繫殖させたいのなら少数で大きいサイズの容器で飼っていると、雄が雌を追いかけて求愛ダンスをするのが難しくなってしまいます。
そうなると雄がアプローチをするのを諦めて卵を産ませるのは困難になってしまいます。
ですのでその場合は2リットルに1匹と1リットルに1匹の中間程でメダカの様子を見ながら増やしてみたらいいのではないかと思います。
まとめ
よくホームセンターなどで売っているものは大量に1つの水槽に閉じ込められて売られているため、過密飼育しても大丈夫かな?と思うこともあるかと思います。
ですがあれは買われていくための少しの間だから保てているのです。
ビオトープを見ていてもメダカが大量に縮こまって泳いでいるより、のびのびと泳いでいる方が見ていて心地よいし綺麗ですよね。
ですのでできるだけメダカにとって心地の良い環境を目指して作ってあげてみてください!
References
↑1 | ヒレを逆立て自分を大きく見せながら相手を威嚇してクルクルまわります。 |
---|