長期にわたって仕事をしていると家庭の都合や自分自信のことでしばらく休職しなければならない時があります。
例えば出産や入院、親の介護などです。
特に女性は休職する機会が男性に比べ多いのではないでしょうか?
なぜなら女性は出産したら休まなければならない期間があるからです。
出産前から休み産後もしばらくは休まなければなりません。
労働基準法の母性保護規定によると、女性が請求した場合には産前6週間、産後は8週間の産休のあと仕事に復帰することができます。
ただし、女性が請求し医師からの許可が出た場合のみ産後6週目より仕事復帰ができます。
仕事復帰をする際以前のようにテキパキできるか不安ではないですか?
健常者の方でも不安だと思いますが、障害を持っているとさらに不安は増します。
そこで今回私が発症している若年性パーキンソン病でも仕事復帰できるか?という疑問について考えていきたいと思います。
パーキンソン病でも仕事復帰できる?
多くの人が知っていると思いますがアメリカの俳優マイケル・J・フォックスも若年性パーキンソン病を30歳頃発症しています。
彼は一度、俳優を引退したものの現在は再び俳優として復帰を果たしています。
若年性パーキンソン病と診断された時も絶望しなかったというほど楽観主義だと書かれていました。
彼のように著名人が仕事復帰している姿をテレビで見ると私たち同病者は『仕事復帰は不可能ではないんだ』と将来に希望が持てますよね。
またダイヤモンドダイニングの松村厚久社長も若年性パーキンソン病を発症しているとカミングアウトしています。
彼の場合は仕事復帰というわけではありませんが、パーキンソン病と闘いながら社長の仕事をこなしています。
若年性パーキンソン病だからと言って特別扱いされたくないと言っていたそうです。
2人に共通して言えるのは若年性パーキンソン病でも仕事を諦めていないということです。
そしてパーキンソン病であることをカミングアウトしそれをバネにしているように感じました。
全ての人、全ての職業が仕事復帰できるわけではありません。
もちろん休職している間に病状も進んでいると思いますし、細かい作業などパーキンソン病の人が苦手とすることを求められる仕事であれば復帰するのは難しいかもしれません。
私の場合3人目の妊娠を機に薬をセーブしていた時期があり、産後薬を再開しても妊娠前のような生活を送ることはできませんでした。
オンとオフがはっきり出るようになったのと明らかなジスキネジアの出現です。
私が若年性パーキンソン病と診断された当時、看護師として働いていましたが、看護師は時に咄嗟の判断や早い動き、また医療行為として採血や清潔操作など、先ほどお話ししたパーキンソン病の人が苦手とする細かい動きも求められます。
パーキンソン病と診断されてから、いつかは看護師として働けなくなる日が来ると覚悟していたので私は仕事復帰という道を選びませんでした。
もし休職後、仕事復帰するのであれば今の状況をしっかりと伝えると良いと思います。
パーキンソン病は進行性の病気なので、休職前はできていたことでも、休職後できなくなっていることも十分に考えられます。
また勤務中にオフになることもあると思います。
オフになると動きにくくなるためオフ時は仕事量を減らしてもらうことができるか確認しておくと復帰した時に仕事がしやすいと思います。
まとめ
パーキンソン病でも仕事復帰をすることは不可能ではありませんが、とても険しい道になることは間違いありません。
周囲の理解がどこまで得られるかも重要ですが、同じ給料をもらっているのに仕事量が全く違う、 体がきつくてさっき30分休憩させてもらったのにもうお昼休憩の時間だ。
なんだか休憩してばかりだ。私が居なくても仕事回ってるってことだよね・・・
と思うようになるかもしれません。
決して仕事復帰を反対しているわけではありません。
私自身が数ヶ月前まで実際に思っていたことです。そうならないためにも自分にできること、できないことを明確にしておくべきです。
そっちはできないけど、こっちならできるから任せてといった具合に仕事が回せると理想的だと思います。
挑戦することはとても素晴らしいことです。
あなたの仕事復帰がうまくいくことを祈っています。
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