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看護の実習がうまくいかないから行きたくない…忙しいし怒られるとやる気をなくすし苦痛でしかない!辛すぎるけど乗り切る方法は?

看護学校に入学したときは夢や希望にあふれていて、今からどんな生活が待っているのだろうとわくわくしていました。

新しい友達もできて、看護師という夢に向かって頑張る仲間との出会いに期待を膨らませています。

しかし、実際に入学して勉強を始めてみると、思うようにできなかったり、うまくいかなかったりしてもうこんなの嫌だ!と思うこともあると思います。

その代表が実習ではないでしょうか。

今回はそんな実習の乗り越え方ついて書いていきたいと思います。

看護の実習が辛すぎて行きたくなくなる…

幼稚園から小学校、小学校から中学校、中学校から高校へと進学すると、新しい学校はどんなところだろうとわくわくしますよね。
それは専門学校や大学に進学することになっても変わらないことだと思います。
私も、看護学校に通うことが決まると、新しい学生生活に胸を躍らせていました。
でも、いざ看護学校に入学すると想像していたよりもなかなかハードな生活が待っていたんです!

何が大変かというと、ずばり「実習」です。
実習が始まると授業と実習をこなす日々で、忙しい時は本当に自分の時間もないほど余裕のない生活になります。
実習でくたくたなのに睡眠時間も少なくて体力的にも精神的にも辛い日々…。
それに追い打ちをかけるかのように、看護学校の先生や実習先での看護師さんも厳しく、「心が折れそう…」と憂鬱になったこともあります。
「看護学校生活ってこんなつらいものなんだ…もう辞めたい。」、「私には看護師は向いてないかも…」と落ち込むこともよくありました。

人それぞれ辛いと思う気持ちの大きさは違うと思いますが、きっとこの心境は看護学生なら誰でも通る道なんですよね。

私が看護師になって先輩や同期の仲間と話をすると必ず出る言葉はこの言葉です!
「人生をもう1度やり直すなら、看護学生の時代だけには戻りたくないよね!」
看護師仲間の合言葉であり、笑い話でもあります。

でも、不思議なのがあんなに辛い思い出も笑い話になるんですよ!
あの頃は本気で「看護学校を辞めたい」とまで思っていたのに今では笑顔で話せるようになるんです。
それは、辛い日々だけではなく看護学校の実習を乗り切ったことで自分の経験が良い経験になり、得たものも多いという証拠なのです。

今、看護学生として頑張っている人達に、少しでも私の経験が役に立つといいなと思い、今回は実習の乗り切り方についてお話をしようと思います。

看護の実習を乗り切る方法やコツはこれ!

実習って朝も早いし、実習が終わると記録も山のようにあって体力的にも辛いです。
患者さんの病態把握に、看護計画、看護記録…。
診療科によっては1回の実習で何人か担当患者さんが変わる度に看護計画、病態把握も新しく立てることになり、忙しい日々を送ります。
そんなの乗り越えられる自信はない!
そんな方のために、私なりの実習の乗り越え方を6つご紹介したいと思います。

1.実習記録のポイントは、効率性です

人には平等に時間がありますが、1日は24時間と限られています。
実習後にいかに効率良く記録を行うかが勝負です。
実習をこなしてくるとだんだんコツは掴めてきます。

例えば、看護記録の中には手書きのものとパソコンで記録がOKなもの2種類あると思います。
私の時には病態生理や看護計画はパソコンで記録可能でした。
病態整理や看護計画は病気によって元となる内容が決まっていますよね。
なので、それを元に患者さんの病態に照らし合わせて計画を立てていくと病態が見えやすくなってきます。
また、前回の実習記録で同様の内容があればコピーをして代用するなど効率よくできます。
ただし、人の実習記録をコピーするのは良くありませんし、担当の先生にバレてしまうのでそこはNGです。

2.記録は空き時間を使って有効に

実習時間にできる記録は実習時間で記入しておく。
実習が全部終わってから記録を書き始めるのは大変です。
私は記録できる内容は実習時間内に記録を書くようにしいていました。

午前中に行った記録はお昼休みに記録したり、午後の余裕のある時間帯に記録を行うようにしたり…
1日の実習のタイムスケジュールでは、午前中はバイタルチェックや環境整備、患者さんへのケアなどやることがたくさんあって忙しいことが多いですが、午後は少し余裕ができやすいですよね。
時間を上手く活用することが大切です。
また、わからないことがあればその日の内に看護師さんや先生、実習グループの仲間からヒントを貰い解決しておきましょう。

3.実習帰宅後の記録は、時間を決めて短期集中型

家に帰って来ると実習の緊張感から解放されて、休みたくなると思います。
しかし、そこはグッとこらえて記録に集中を。
見たいテレビが21時からあるならそれまでに必ず終わらせるという目標を立てて記録をしていくようにしましょう。
時間を決めて計画的に記録を行うと意外とスムーズに行えます。
ダラダラとテレビを見たり、スマホを見ながら記録をすると内容も入ってきませんし、何より集中力もなくなってしまいます。
時間を決めて短期集中型で記録をするのがおすすめです。

4.リラックスタイムと睡眠時間の確保

実習中は毎日記録に追われます。
体力はもちろん、それだけでなく精神的にも疲れてくるので、リラックスできる時間を1日の内に少しでも作ることと睡眠時間をきちんととることが実習を乗り切るためのポイントにもなります。

リラックスタイムを作ることでストレスを上手く発散できるようになりますよ。
中にはストレスを上手く発散できない方もいますよね。
私もストレス発散するのが苦手な性格だったので苦労しました。
自分なりのストレス発散方法を見つけておくとこれからのストレス社会でも上手く気分転換できるようになるので、学生時代からトレーニングしておくことはお得です。
ストレスがうまく発散されると、また実習を頑張ろうと思える気力も湧いてきやすくなりますよ。

また、睡眠時間が短くなると体力も衰えて、体が疲れやすくなります。
それに免疫力も低下するため風邪をひきやすくなります。
体調不良は担当患者さんへも迷惑をかけてしまいますので、そこは未来の看護師になるために体調管理はきちんと行い、プロ意識を持つようにしましょう。

5.実習グループ仲間との協力

実習グループの仲間は一緒に辛い実習を乗り切る同志です。
同志というと大げさかもしれませんが、私にとってはそれくらい心強い仲間でした。
人間なので全ての人と仲良くはできませんが、同じ時間をともにして苦悩を体験した仲間です。
実習では色々な経験ができるので、お互いがどんな経験をして悩んでいるのか話をすることで、自分にない新しい考え方や経験を知るきっかけになります。
自分の中で知識の引き出しが多い方が必ず得です。

また、仲間との協調性を養うという目的もあります。
みんなで協力し合うという勉強にもなるのです。
もちろん、中にはどうしても気が合わない人もいると思います。
その人とは適度な距離でも大丈夫です。
余裕がないと腹が立つことがあったりマイナスに受け取りがちですが、偶然でも必然でも同じ実習のグループになった仲間なのです。
不思議と嫌な実習先で大変な経験をすると仲間意識って強くなるんですよね!
みんなで一緒に乗り切ろう!と、団結力を発揮し乗り切ったこともたくさんあります。
そのおかげで今でもその仲間は大切な友人となっています。

6.大事なのは患者さんの気持ち

実習中は余裕がなくなってしまい、実習をこなすことに一生懸命になりがちです。
しかし、忘れてはいけないのは患者さんの気持ちです。
患者さんは病気で入院中の間、『未来の看護師さん』のためと思い、あなたのために受け持ちを了承してくださっています。
私も看護学生の頃は余裕がなく、受け持ち患者さんがいることが当たり前だと思っていました。
でも、そうではないのです。
看護学生のまだまだ未熟で不慣れな対応であっても嫌な顔することもなく、受け入れてくれます。
私たちに笑顔でお話をしてくれたり、時には悩みを打ち明けてくれます。
感謝の気持ち・心の優しさを忘れず大切にしてください。
患者さんの温かい気持ちを知ることで実習も頑張って乗り切ろうと思えてきますよね。

7.実習中の指導者の言葉が厳しい意味

看護学校の先生や指導看護師さんに厳しい言葉をかけられることがあると思います。
時には理解できないこともあるかもしれません。
看護師という仕事は患者様の命にかかわる仕事です。
なので、甘い考えや態度は通用しないのです。

そして、社会に出ると色々理不尽なことも多いです。
看護学生の頃に辛い経験をすることで、体力的にも精神的にも鍛えられます。
少しのことではへこたれない精神力を養うための試練なのです!
私は看護学生の頃の厳しい経験があったからなのか、看護師として働きはじめて心が折れるほどの辛い経験はありません。
実習や勉強で得た経験は無駄ではないなと卒業して、働きはじめてやっと気づいたことです。
いま、辛い出来事を乗り切ることで後々自分が良い方向に向かっていくと信じてください。

まとめ

辛い実習は将来自分が看護師として働くための糧だと思うことで少し気持ち的にも頑張ってもらいたいなと思います。
私の看護学校生活での経験には無駄なことはひとつもありません。
近道しても遠回りしても自分の身にしていくことで必ず成長します。
私なりの経験を元に実習の乗り切り方や心の持ち方についてお話してみました。
未来の看護師さんの力に少しでも貢献できたら嬉しいです。
辛い実習を乗り越えた後に見ておきたい看護師をずっと続けていくための心得!