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インフルエンザウィルスの弱点は?対策すべきは温度?湿度?

冬になり気温や湿度が低くなってくると、流行るものってなんでしょう?

色々あるかもしれませんが、その中でもインフルエンザは感染力も強く、感染してしまうとしんどいので絶対にかかりたくない病気ですよね。

インフルエンザはインフルエンザウィルスに感染することによってかかってしまいます。

ということは、インフルエンザウィルスを倒したり、感染しないようにできればことは解決できそうですよね!

感染を防ぐためには、食事や予防接種、部屋の環境など色々考えられますが、今回はインフルエンザウィルスに感染しづらい環境作りについて考えていきたいと思います。

インフルエンザウィルスの弱点とは?

インフルエンザウィルス対策に良い環境とはどんな環境でしょうか?

インフルエンザが流行する季節は冬ですよね!
夏にインフルエンザは流行りません。

日本の気候には夏は気温が高くなり湿った空気に成り、冬には気温が低くなり乾いた空気になるという特徴があります。
と、いうことは、インフルエンザウィルスは低温か乾燥、または低温で乾燥のどれかが好きなのではないか?という仮説が立てられそうです。
逆に考えると高温か多湿、または高温で多湿という環境を作ればインフルエンザウィルスにとって活動しづらい環境になるのでは?と推測できます。

実際、インフルエンザ対策に加湿をすれば良いとよく言われていると思います。
お部屋に加湿器を置いてる方も多いのではないでしょうか。
日本だけで考えるとこれが正解っぽいのですが、ちょっと世界に目を向けてみましょう。

毎年世界各地で大なり小なりインフルエンザの流行がみられる。温帯地域より緯度の高い国々での流行は冬季にみられ、北半球では1~2月頃、南半球では7~8月頃が流行のピークとなる。熱帯・亜熱帯地域では、雨季を中心としてインフルエンザが発生する。

国立感染症研究所

南半球と北半球は季節が逆になるので南半球の7~8月頃は北半球の1~2月と同じような気候になります。
つまり、冬にインフルエンザが流行っているといえます。
しかし、熱帯・亜熱帯地域はどうでしょうか?
熱帯の雨季は気温が高く空気が湿っているはずです。

あれ?
日本のインフルエンザ事情とは違いますね。
どちらも同じインフルエンザウィルスのはずなのに、どうしてこんな違いがあるのでしょうか?
日本のインフルエンザ事情と熱帯地方のインフルエンザ事情が違うのでしょうか?
インフルエンザウィルスが湿度に弱いということが違うのでしょうか?

インフルエンザ対策には温度と湿度どっちを気にかける?

熱帯代表ということで東南アジアで人口No1の国、マレーシアに登場してもらいました。
さっそく日本とマレーシアを比較していきたいと思います。

日本の気温と湿度を考えてみると、日本では夏は高温多湿、冬は低温低湿という気候になりますよね。
このことから、暖かくして加湿をすれば良いのでは?と思えそうですよね。

が、しかーし!
マレーシアの気候を見てびっくり!
マレーシアは年間を通して気温の変化も湿度の変化もとても小さいのです。
つまり、マレーシアでは雨季でも乾季でも気温も湿度もあまり変わらないということですよね。

もし、インフルエンザの流行の要因の多くを環境が占めているとすると・・・
あれ?ってなりませんか??

日本を見ると夏と冬で環境が随分違うので、その違いがインフルエンザの流行の要因に見えるのですがマレーシアを見ると温度や湿度が大きな要素をしめるとは考えにくいのではないかなーっと思うのです。
もし、日本の冬のように低温低湿な気候がインフルエンザの流行に適している環境だとしたら、1年中高温多湿なマレーシアでインフルエンザが流行ることはないのではないでしょうか?
温度や湿度のみに気を向けてもダメじゃないかなーってことです。

日本の冬とマレーシアの雨季で共通する要因はなにかなーって考えてみると・・・日照量?紫外線量??
インフルエンザが流行る日本の冬は日照時間が少なく太陽の高度も下がるため紫外線量も減りますよね。

快晴の時に比べると、うす曇りの場合は約80~90%、くもりの場合は約60%、雨の場合は約30%の量になります。

気象庁

マレーシアでは雨季なので雨が降るせいで紫外線量は少なくなると考えられます。
紫外線量が少なくなることでインフルエンザウィルスの感染にしやすくなるのでしょうか?

原因が日照量にあるとすれば、インフルエンザウィルスに直接作用するか、日光を浴びることで私たちの身体に何かしらいいことがあるかと考えられそうです。
インフルエンザウィルスに直接作用するといえば、インフルエンザウィルスを殺菌しちゃうってところでしょうか。
室内だとそこまで日光が当たらないのにそんなに影響するのかは疑問ですが・・・

日光を浴びることで私たちの身体に起こる変化が関係するのであるのかもしれませんね。
1番インフルエンザに関係しそうなものが「日光にあたることで作られるビタミンD」です。

ビタミンDは、食物からもとれるのですが、日光に当たることで身体で作ることができるビタミンで、免疫反応への関与があるのではないかと言われています。
つまり、日光に当たる時間が冬場や雨季は減少するのでビタミンD不足を招きインフルエンザにかかりやすくなってしまうと考えられるのではないでしょうか。

実際、ビタミンDを摂取することでインフルエンザの予防になるとの研究結果もあるそうです。
長くなってきたので次回に続きます!

インフルエンザを気軽に予防できる対策と加湿以外の方法