初心者でも大丈夫!本番で失敗しないための劇中ナレーションのコツと練習方法

昨今の演劇ブームにより、舞台を観に行ったことがキッカケでお芝居に興味をもちチャレンジしてみたくなる方が増えたという話をよく耳にするようになりました。
役者をやっていた身からすれば、とても嬉しくてありがたいことです。
チャレンジする人が増えればライバルも増えることになりますが、それだけ舞台を観に来てくださる方も多くなります。
観客が多いことは役者にとって励みになりますからね。
演じる人が増えれば、役を演じる楽しみを知ったある日、初めて「ナレーター」というポジションに当たったという方も多いと思います。
今までは舞台上で演じていたのに、突如舞台裏のマイクなどで喋ることに戸惑う方は多いはずです。
今回はそんな方に「劇のナレーションのコツ」を分かりやすくお話したいと思います。

劇中のナレーションのコツは?

初心者が陥りがちな劇中のナレーションの失敗例

まず、劇中のナレーションを初めて担当する方がやってしまいがちな失敗は以下の通りです。

①早口になる
②声が小さくなる
③棒読みになる

役として台詞を言っていた時は問題なかったのに、ナレーション担当になったら早口で声も小さくなって、さらに棒読みになる方はとても多いです。
原因として一番最初に挙げられるのは緊張です。
慣れないことをするので、緊張して肩に力が入り腹式呼吸が胸式呼吸になってしまいます。
すると呼吸が浅くなるため「早口」になります。
さらに、緊張で口も開かなくなっているのでお腹から声を出すことができず声が小さくなります。
それに加え、台詞ではないので感情を込めたり緩急をどこにつけたらよいのか分からず「棒読み」になるのです。

劇中ナレーションの練習の仕方とそのコツ

自信の無さも緊張に繋がるので、たくさんナレーションする台詞を読み込んで声に出してください。
その時、ナレーションを誰かに話しかけるようにしてみます。
例えば語尾を「〜です。〜ます。」から「〜だね。〜だよ。」など多少話し言葉に変えてみましょう。
台詞の掛け合いのように言うことで、役を演じている時と同じような感覚で話せるようになります。
そうすると、緊張もほぐれ腹式呼吸で声も出るようになるし、口もしっかり開いて早口も改善できます。

次に、話し言葉に変えてたところを本来のナレーション台本に戻して練習します。
すると、話し言葉にしていた時にすんなりと感情が乗っていたことに気づくはずです。
元の台本に戻しても棒読みではなくなっていませんか?
この練習をすれば、初めてナレーターを任された方も落ち着いて本番に挑めるのではないでしょうか。

マイクを使うなら声が小さくても調整できるのでは?と思った方も多いはず。
確かに音響でボリューム調整をしてもらうことは可能ですが、マイクが拾うノイズも大きくなってしまいます。
マイクで話すことに慣れていない人は、息継ぎがノイズとしてマイクにのりやすいです。
そのノイズがナレーションの合間に雑音として入ってしまうので、マイクを使ったとしてもしっかり腹式呼吸で安定した声量で話すようにしましょう。

劇中ナレーションの役割

また、忘れてはいけないのが劇中でのナレーションの役割です。
劇中でのナレーションには役者が演じているだけでは伝えきれない物語の一部や役の心理描写などを、観客に伝える役目があります。
しかし、ナレーターも登場人物の一人であるということを忘れないでください。
つまり、ナレーションだけ浮き出てはダメなんです。
物語の世界に溶け込んでいなければ、ナレーションになった途端に観客が現実に引き戻されてしまいます。
そうならない為にも、ナレーターもしっかりと舞台稽古を見て、自分が物語のどんな流れを汲み取って次のシーンへ繋ぐ役目があるのかを意識して欲しいのです。
つい、個人練習が多くなってしまいがちなポジションですが、役付きの人と同じように舞台稽古に参加することで、より物語を意識したナレーションができるようになりますよ。

あとは、やはりお手本を観るのが大切です。
劇中にナレーションがある舞台を観ることで、ナレーションの感覚が掴めてくることもあります。
お芝居やナレーションは、見て・聞いて盗むことで上達していくので、機会を逃さずプロや先輩方の舞台に足を運んでみましょう。

まとめ

今回は劇中でのナレーションのコツについて書いてみました。
劇中のナレーションには結婚式などのナレーションとは違う役割があります。
しかし、どちらの場合においてもそれを経験したことある方は少ないものです。
だからこそ、練習の仕方やコツが分からないのではないでしょうか。
今回の記事が少しでもみなさんのお役に立てばと思います。

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