学校や学習塾で漢字検定の案内をもらってくることがあると思います。
勉強になるだろうと思って受けてみることにしてはみたものの、漢字検定を受験するには級を選ばなくてはなりません。
今の学年の級を受けたらいいのか、それとも違う級を受けたほうがいいのかが難しいですよね。
特に初めて漢字検定を受けるときはとても迷うもの。
そんな迷いがちな級選びについて書いていきます。
級を選ぶにはまずは何級が何年生のレベルなのかが分からないと決めようがありません。
まずは級とそのレベルから見ていきましょう。
初めての漢字検定!
級 | レベル | 満点 | 合格点 |
---|---|---|---|
1級 | 大学・一般程度 | 200点 | 約160点 |
準1級 | 大学・一般程度 | 200点 | 約160点 |
2級 | 高校卒業・大学・一般程度 | 200点 | 約160点 |
準2級 | 高校在学程度 | 200点 | 約140点 |
3級 | 中学校卒業程度 | 200点 | 約140点 |
4級 | 中学校在学程度 | 200点 | 約140点 |
5級 | 小学校6年生修了程度 | 200点 | 約140点 |
6級 | 小学校5年生修了程度 | 200点 | 約140点 |
7級 | 小学校4年生修了程度 | 200点 | 約140点 |
8級 | 小学校3年生修了程度 | 150点 | 約120点 |
9級 | 小学校2年生修了程度 | 150点 | 約120点 |
10級 | 小学校1年生修了程度 | 150点 | 約120点 |
漢字検定の級ごとのレベル、満点、合格点を一覧にしてみました。
級とレベル設定を見てみると、小学生は学年表記なので選びやすそうですが中学や高校は学年表記ではなくなり、レベル設定もちょっとざっくり感がありますね。
基本的には受験する級を何級にしようかな?と迷う場合は今の学年の級を受験したほうがいいのか、それとも1学年落としたほうがいいのかで迷うことが多いと思います。
ここで考えたいのはなぜ漢字検定を受けるのかということです。
漢字検定を受ける目的は?
漢字検定は取ったからと言って極端に先々で有利になるという資格ではないため、勉強するきっかけやその一環、または勉強する機会を増やしたいという理由で受験することがほとんどだと思います。
初めて漢字検定を受ける場合は何としても合格することが重要です。
当たり前ですが、漢字検定に合格すればとても嬉しい経験になると思います。
その嬉しさでさらに上の級に合格するためにもっと漢字の勉強をしようとなったり他の科目でももっと頑張ろうとなったりします。
勉強が苦手なお子さんにとって学校のテストでいい点数を取るというのは授業がどんどん進んでいく中でやはり難しくなります。
漢字検定って、誰かと競争するわけではないので勉強で成功した!っていう経験を積ませてあげるには最適です。
しかし、初めての漢字検定で不合格になってしまうと…
大人的な視点ではもう一度しっかり勉強して受験すればいいとなると思いますが、お子さんとしてはもう落ちたくないし勉強したくないし、もう漢字検定は受験しない!ってなってしまうことも。
そうなってしまっては、漢字検定を受験する意味がありません。
そんなことにならないためにも級選びはとっても大事ですよ。
漢字検定は6月、10月、2月の年3回行われます。
級を選ぶ際には時期とお子さんの学力を比較して選びたいところです。
それでは受験回ごとに受験する級選びを考えます。
6月に漢字検定を受験する場合
時期的に新学年に上がって2ヶ月です。
お子さん自身の学年の漢字は習っているものが少ないため1学年落とした級で受験するほうが安心です。
自身の学年を受験する場合はきっちり早めに勉強を始めることが大切です。
10月に漢字検定を受験する場合
大体お子さん自身の学年の半分の漢字を習っているはずです。
漢字が得意なお子さんは自身の学年での受験でもいけるのではないかと思います。
苦手なお子さんは級を1つ落とすのがおすすめです。
2月に漢字検定を受験する場合
漢字はまぁできるかなぁってお子さん以上であれがばお子さん自身の学年の級の受験になると思います。
ここでも漢字が苦手なお子さんの場合は1学年落とした級を受験をしたほうがいいです。
漢検のおすすめな級は?
目安について書いてみましたが、お子さんが漢字が苦手とも得意とも言えなかったり、漢字が得意なのか分からない…といった場合は実際に漢字検定の過去問で実力をはかれば安心です。
漢字検定のホームページには漢字検定の問題例が出されていますので、1度お子さんに解かせてみましょう。
お子さん自身の学年と1つ下の学年でいいと思います。
大体ボーダーマイナス20点くらいであれば勉強して受験すれば合格することがほとんどだです。
ただこれがボーダーマイナス40点くらいになると微妙なところです。
しっかり勉強するお子さんであれば合格することができると思うのですがそうでなければかなりの危険ラインになります。
とにかく1回目の漢字検定は合格することが大切です。
しっかり合格させてあげて勉強での成功体験を積ませてあげましょう!
まとめ
今回は初めての漢字検定の級選びについて書きました。
せっかく受験するので漢字の勉強になるというだけでなく、ほかの科目の勉強にもつなげていけるとすごくためになる検定です。
特に勉強が苦手なお子さんだとなかなか学校のテストでいい結果がだしにくいので、勉強するきかっけになることも少なくありません。
しっかり合格できる級を選んであげて、漢字検定合格という成功体験をさせてあげましょう!