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数学の成績の上げ方と伸びない原因から考える中学生が算数を復習する必要性

中学生の科目の中で1番の難しさを誇るのが数学!

他の科目より以前の内容をどれだけ理解しているのかが影響しやすいことと、丸暗記での対応が難しいことが原因です。

中間考査や期末考査と言った定期考査から受験まで考えても1番時間を取る割には成績が上げづらく成績も不安定になりがちです。

そうは言っても点数が出たときに最も喜んでもらえる科目でもあり、さらには点数が取れると頭が良くなった気がするという特典付きの科目です。!
(社会で点が出ても、どーせ暗記しただけの科目だし・・・みたいなことを言う子もいますからね。でも、以外と極めるのは難しい科目ですよ。それはまたの機会に・・・)

今回は数学が苦手な子の定期考査における数学の成績の上げ方について書いていきたいと思います。

数学の成績が上がらない…

数学の王道っぽい勉強方法はどんな感じでしょうか?

  • 繰り返し問題集を解く
  • 予習・復習・宿題をちゃんとする
  • 公式を覚える(解き方を覚える)

こんなところでしょうか。

特によく言われるのは「繰り返し問題集を解く」なのではないでしょうか。
「最低3周問題集を解きましょう」とかよく聞きますが、実際やっても思ったほど成績が上がらないことも多いです。
また、公式を覚えてもどこで使えばいいのか分からないことも結構多かったり・・・

うーん、なかなかな難しいですね。

数学ってこれをしたから大丈夫!っていうことが見えにくい科目です。
できる子には同じ問題に見えてもできない子には全く違うものに見えます。
数学の授業は「例題→演習問題」とすすめることが多いのですが同じような問題なのに数学が苦手な子は手も足も出ないことも・・・

それでは、一体何をすれば成績を上げることができるのでしょうか。

数学が伸びない原因は?

小学校の時はできたのに・・・とか、中学1年生まではできたのに・・・ってことがあっても数学が中学生の途中から分からなくなることはよくあることです。
中学1年生の2学期や中学2年生の2学期は成績が急落する子が特に出やすい時期です。

これは数学の内容が難しくなったというより、今まで点が取れちゃっていた化けの皮がはがれたって感じの方がイメージしやすいと思います。

なぜそうなってしまうのかというと、中学1年生の2学期や中学2年生の2学期から文章題が入ってくるようになるからです。
ここが鬼門。

なぜかというと中学校で習った以外のことが常識として問われるようになるからです。
具体的にいうとそれは小学校の算数です。
方程式の文章題が出題されだすと割合や速さなど小学生のときの内容が盛りだくさんになります。
主体であるはずの方程式よりも、割合や速さのほうが難しいのではないかと思います。

学校の先生が中間考査や期末考査といった定期考査を本気で作られると平均点がグッと落ちます。
困った事に中学の内容が分からないから苦手になるってことではないんですね。
中学校の内容が分からなくてできなくなるのであれば対処もしやすいのですが…

そのため一生懸命中学校のワークをしてもこの苦手って克服できないのです。

意外と小学生の内容が大切なんですね。

中学生がする算数の復習どころは?

でも、小学生の復習って言っても6年間分の算数のどこをすれば良いのかが難しいですよね。
全部、1からやり直していけば当然いいのですが、それも難しい!
ただでさえ数学が嫌なのに6年分の算数なんてまず無理です。

算数で重点的に復習した方がよい分野を上げると、四則計算、割合です。
これらは絶対外せない単元です。
速さの問題は表現が変わった割合みたいなものなので割合が分かればかなりの部分において解決するので優先度は下げてもいいです。
で、割合は重要視される単元ってのは納得してもらいやすいのですが、納得してもらいにくいのが四則計算[1]四則とは足し算、引き算、掛け算、割り算の4つのことです。です。

四則計算が分かればいいって聞くと計算問題ができれば良いと思われがちですがそうではありません。
足し算ってなにしてるのかなー?
引き算ってなにしてるのかなー?ってことです。
中学生であればここまでは分かると思いますし、分からないって子は見たことはありません。
こんなことを聞くとみんな引っかけかと思ってすっとは答えてくれませんけどね。笑

掛け算って何してるのかなー?
この辺りでちょっとつまずく子がちょこちょこいます。
\(6 \times 5\)ってどういう意味?って聞いてみると分かっているかどうか分かります。

数字は何でもいいですよ。

\(3\times 3\)のように同じ数字は避け、2つの数字は違う数字がいいと思います。
2つ意味を答えてくれるといいなのですが…
先ほどの\(6 \times 5\)に対する答えは、6が5つあることと、5が6つあることです。
2つの意味が答えられたらばっちりです!

で、難関は最後に残された割り算です。
割り算って何してるのかなー?
ここではかなりの中学生がつまづきます。
きちんと説明できる子はかなり少ないのではないでしょうか?

きちんと説明できたら大したものですね!

小学校の時だと「分ける」って言葉があると割り算って思っている子が結構いるのでそのまま中学生になってしまうと苦労することになってしまいます。
自分が計算で何をしているのかが分からないということになってしまいます。

まとめ

今回は数学が苦手な子がどうしたら数学の成績をあげられるかについてでした。
数学は勉強したことがすぐに結果として出にくい科目です。
算数+中学に入って習った数学なので当然と言えば当然です。
まずは、四則計算をしっかり理解し割合がしっかり分かるようになれば数学も分かるようになります。
四則計算を理解してから割合に進むのがオススメですよ。

あと割合だと、「くもわ」とか「くらもとわり」みたいな公式でやっていくと混乱しがちなので使わない方がいいです。
速さの「きはじ」も使わない方がいいですよ。
公式はなるべく覚えず見たら分かるようにした方が楽です。
数学の苦手を克服する一歩は算数が肝心です。
あと、意外なのですが、中学2年生の数学までは算数をきちんと理解してれば解けます。

算数って奥が深くて面白いものですよ。
詳しい内容はまた今度書きますね。

References

References
1 四則とは足し算、引き算、掛け算、割り算の4つのことです。