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彼氏のご両親に挨拶に行くときに気を付けたいマナーや印象を良くするための注意点

お付き合いをしている彼氏から「近いうちに実家に一緒に来てくれる?」と、言われたときに結婚を前提にしたお付き合いであれば、将来の新しい家族に会いに行くわけですから、女性であれば誰でも嬉しい気持ちとともに、「何を着ていこう」「手土産は何がいいの」・・・などと色々と悩むことかと思います。

今日は、「結婚を前提に交際している彼氏のご両親に初めて挨拶に行く際のマナー」と「いい印象を与えるにはどうしたらいいのか」について8個のポイントに分けてお話させていただきますので、参考にしてみてください。

彼氏の親に挨拶に行く時のマナー

まずはポイントをご紹介する前に、「第一印象」についてお話ししたいと思います。
心理学では「第一印象は6~7秒で決まる」と結論が出ています。
中には、「目に見えたもの」と「耳から聞こえたもの」で第一印象の9割が決まるという結果もあります。
第一印象を良くするならコレを上手く利用するしかありませんね。

玄関に入ったら、にっこり笑顔で「はじめまして。○○と申します。お招きいただきありがとうございます。」と挨拶し、その後、一礼をします。
玄関に入ってから、挨拶と一礼で大体7秒くらいです。
それが相手への第一印象となるので、「笑顔」「ハキハキと話す」を心がけてください。

ポイント①コートやはいつ、どこで脱ぐ?

冬に訪問する際には、コートや手袋、マフラーなどの防寒具は、ドアの前でインターホンを押す前に脱ぎます。
コートは裏側にたたんで片手にかけます。
コートかけに預かってくださるなら、お礼を言ってコートを預けます。
もしコートかけがないなら、そのまま手に持っておきます。

1つ注意することは、食事をする場所にはコートは持ち込まないことです。
食事をすると分かっていれば、「こちらに置かせていただいてもよろしいですか?」とお断りをしてから、玄関の入り口付近に置かせていただきます。
雨や雪などの日には、コートを拭けるようにタオルハンカチを1枚持参してくと印象がよいです。

ポイント②何を着て行けばいいの?靴は何を履いて行けばいいの?

露出の少ないワンピース、フレアスカート」が無難です。
理由としては、ワンピースであれば屈んだ際に背中が見えることがないというのがあげられます。
特に靴を揃えるときに後ろ向きになった際には後ろ姿を見られていることもあります。

フレアスカートは、デザインにゆとりがあるため、座る場所が「和室」だったときに座りやすいからです。
夕食の支度や片づけなどのお手伝いができるように、動きやすさも服を選ぶポイントにしてください。

靴は、脱ぎ履きのしにくいブーツは避けた方がよいでしょう。
また夏場であっても素足はNGです。
必ずストッキングを履くようにします。

ポイント③靴はどうやって脱いで、どこに揃えて置けばいいの?

靴は正面を向いて脱ぎます。
「失礼します」と言って、片足ずつ上がります。
ご両親にお尻を向けないように体を少し斜めにし、膝をついて両方の靴の内側を持って、靴の向きを変えます。
靴を置く場所は、玄関の「下座」です。
下駄箱の前が下座、絵や花がある方が上座になりますが、下駄箱の上に絵や花がある場合は上座になりますので、靴は反対側に寄せます。

ポイント④手土産はいつ、どこで、どうやって渡せばいいの?

手土産はお部屋に案内されてから渡します。
タイミングとしては、「お部屋に案内されたあと座る前」です。

・和室の場合

和室の場合は、畳の上に座ってから渡します。
この時はまだ座布団には座らない様にしてくださいね。
紙袋から出して、手土産が相手から見て正面になるように向けた状態で両手で持って渡します。

・洋室の場合

洋室の場合は、立ったまま渡します。
紙袋から出して、同様に手土産が相手から見て正面になるように両手で渡します。

「つまらないものですが・・・」と言って渡すよりも「甘い物がお好きだと聞きましたので」や「和菓子がお好きと伺っておりましたので」など、相手が喜ぶ言葉を添えるといい印象アップです。
紙袋は基本的に持ち帰りますが、「お預かりしましょうか」と言われたら、「ありがとうございます。」と言ってお渡ししても大丈夫です。

もし、アイスクリームやケーキなどの要冷凍、要冷蔵の手土産、生花であれば、お渡しするタイミングは、「玄関先で挨拶をしたあと、靴を脱ぐ前」に渡すようにしましょう。
「お手数をおかけしますが、アイスクリームなので冷凍庫に入れていただけますか?」などと一声お願いの言葉をかけます。

ポイント⑤部屋に案内されたら、どこに座るべき?

和室、洋室のどちらの部屋でも共通して言えることが「下座、上座」を意識することです。
「奥の席へどうぞ」と言われない限りは下座で待ちます。
和室の場合は床の間の前=上座、洋室の場合は入り口から遠い席が=上座と考えて大丈夫です。
「下座=ドアに一番近い席」と覚えておきましょう。
ご案内がないのに勝手に上座に座らない様に気を付けます。
席の案内がないようであれば下座に座ります。

ポイント⑥夕食の際はお手伝いするべきなの?

「お客様」という立場であっても、お手伝いの声かけをすると印象がさらによくなります。
「お手伝いします」と2回言っても「大丈夫ですよ、座っていてね」と言われたらお言葉に甘えてもいいです。
もしお手伝いをする際に、マイエプロンを持参していると、「用意してきました!」とやる気満々で強い印象を与えかねないので、エプロンが必要であれば「エプロンを貸していただけませんか」とお借りします。

ポイント⑦おいとま(帰るとき)の挨拶は何と言えばいいの?

大事なことは、「貴重なお時間を共有させていただいた」という感謝の気持ちを伝えることです。
「○○のお話がとても楽しかったです。」や「○○がとても美味しかったです」などと、具体的に「何が」楽しかった、嬉しかったのか、を言葉にして伝えると、相手もその倍以上に嬉しいはずです。

玄関先でお借りしたスリッパは揃えて下座に置きます。
スリッパラックまで戻す必要はありません。
コートや防寒着は玄関を出てから身につけますが、相手から「寒いからここで着て行ってください」と言われたら「失礼します」と言って、玄関の中で身につけさせてもらっても失礼にはあたりません。

ポイント⑧ 家に無事についたらご両親にお礼の電話はするべきなの?

おもてなしのお礼もかねて、お電話で「今日はありがとうございました。今着きました」と連絡するときちんとした印象を与えることにはなりますが、夜分遅くなるようであれば、おいとまの際に玄関で、「夜分遅くのご連絡になると思いますので、家に着きましたら○○さん(彼氏)にメールでお知らせします。」と言って、直接のお礼の電話は翌日の朝11時から正午までを目途にするとよいでしょう。

まとめ

マナーをきちんと守ることは「いい印象を与える」ための最低条件です。
しかし今回のようなケースでは、「笑顔」で行うことがそのマナーをより引き立て、さらにいい印象を相手に与えてくれる、と意識してマナーを行うことです。
ぜひ参考にしてみてください。