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子どもが熱をだして痙攣している!救急車を呼ぶかの判断の目安は?呼ぶ前に確認しておきたい症状とは

近年救急車の利用の仕方が問題となっています。

小指を切った(先の方を少し切っており既に止血済)、お腹が痛かった(過去形)おばあちゃんが息子の気を引きたかったなど本当に一般の常識ではあり得ないような理由です。

救急隊の方によると「救急車は必要ないだろう」というような内容であっても要請を受けたら一旦は行かなければならないらしいです。

確かに出動を拒否し、万が一のことがあっては大変です。

今回は子どもが病気やけがをしたときに救急車を呼ぶべきかどう判断したら良いのかについて書いていきたいと思います。

子どもが熱をだして痙攣しているけれど救急車は呼ぶべき?

冒頭で書いたような例は誰がどう考えても必要ない!と思いますが、よくよく考えると救急車を呼ぶ基準って難しいですよね。
どう判断したらいいの?って思いますよね。
特に子供は熱が出ている時でも元気に遊んでいることもあり、気づいた時には38度近くなっていたってこともあります。
そこで今回は私の経験を含め救急車を呼ぶか判断の材料になることを紹介していきます。

実は私も救急車を呼んだことがあります。
それは娘が熱性痙攣を起こした時です。

・熱性痙攣はすぐに止まるから慌てず体を横にする。
・出来たら痙攣がどのくらい続いたか時計をみておくとよい。
・落ちついたらかかりつけの小児科に行く。

というのは頭に入っていましたが、初めて我が子が実際に熱性痙攣を起こしたときは驚き慌てふためきました。
ちょうど小児科から帰ってきたばかりの出来事だったので「何で?」と思いながら半泣きで救急車を呼ぼうと電話しました。
救急隊の人と話しているうちに痙攣が止まったので私も少しずつ冷静さを取り戻し救急車を断りかかりつけの小児科へ行きました。

熱性痙攣の場合、救急車を呼ぶ前等に確認しておきたい症状

ちなみに何故時計を見るかというと熱性痙攣なら大抵は数分〜5分以内で止まります。
しかしパニックになったお母さんたちには果てしなく長く感じます。
そこで病院に行ったとき、医師から「どのくらいの時間痙攣があった?」と聞かれた時に「10分か20分くらい…」と言ってしまう時があります。
そうなると別の重篤な病気が考えられるので時計を見ておくと良いのです。

熱性痙攣の特徴は痙攣が数分〜5分以内で痙攣に左右差はありません。
そしてどんなに呼びかけても反応しなかったのに痙攣が止まるってから意識が戻ってくるまでの時間が早いです。

熱性痙攣で救急車を呼ぶか呼ばないかの判断は難しいです。
基本的には痙攣が止まったあと病院に行けばいいのですがやはり初めての痙攣は恐ろしいです。
この場合、救急車を呼んでも責められることはないと思います。
私のように電話の途中で痙攣が止まった場合はそこで要請を断ることもできます。[1]電話した時点でもう動き出しているかもしれませんが…

風邪などで熱が出ている場合、救急車を呼ぶべきかの判断基準としては高熱であっても意識がしっかりしており水分摂取が出来ているのであれば呼ぶ必要はありません。
解熱剤を持っていたらまずは解熱剤で対応すると良いと思います。
ただ意識が朦朧としていたり変なことを口走っている場合は救急車を呼んでくださいね。

まとめ

以前、軽傷でも救急車を利用する人が多いため有料化にするという話を耳にしたことがあります。
それに対してほとんどの医師が賛成していると言っていました。
確かに冒頭のような利用の仕方だったりタクシー代わりに利用する人たちが減らないのであればやむを得ないかもしれません。
しかしそうなると本当は救急車を呼んだ方が良いのに「お金がない」と言うのを理由に拒み、助かる命も助からなくなるという問題もでてきます。
有料化にするのであればそのような人がたちに対してどのようにしたら良いかなど課題も出てきます。
お金持ちが助かり、お金がない人たちは助からないと言ったことがないようにしなければなりません。

本当に救急車を必要としている人のところへすぐに行くことができるように、救急車を呼ぶか呼ばないかある程度の判断ができたら良いかもしれません。
そして何より一般常識の範囲内で呼ぶようにしてほしいですね。

References

References
1 電話した時点でもう動き出しているかもしれませんが…