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夏の洗濯物を部屋干しした時の臭いの原因は細菌?早く乾かすメリットとは?

前回は、生乾き臭を抑えるためには、きちんと洗濯物の汚れを落とすことが大切だとお話しました。

洗濯の1番の目的はやはり洗濯物の汚れを落とすことですね。

この基本を大事にすることで部屋干し臭や生乾き臭と言われるモノをずいぶんと減らすことができるのではないでしょうか。

今回の記事ではさらに夏の部屋干し臭を減らすためにすべきことについて書いてみたいと思います。

洗濯物を部屋干ししたときの臭いの原因は?

部屋干し臭の原因は大きく2つでした。
衣類についた汚れによるものと洗濯後に繁殖した雑菌によるものです。
1つめの汚れによる部屋干し臭はきちんと洗濯することで軽減できます。
2つめの細菌による部屋干し臭は洗濯後からが勝負となります。
前回は1つめの衣類の汚れによる部屋干し臭について書きました。
部屋干しの臭いの原因は洗濯で落ちなかった汚れ!?できるだけ落とすにはどうしたらいいの?
この記事では2つめの細菌による臭いを減らす工夫について書いてみたいと思います。

夏の部屋干しの臭いをなくすために細菌をどうにかしたい!

まずは細菌が繁殖する理由を確認しましょう。
細菌が繁殖するためには、3つの条件が必要です。
言い換えると、3つそろわなければ繁殖できないということになります。
この細菌の繁殖する条件はモノが腐るときの条件と同じなので、どうするとモノが腐らないかなぁと考えるとイメージしやすいと思います。

1つめはある程度の温度です。
極端に温度が低すぎても、高すぎても細菌は繁殖することができません。
例えば低温だと細菌の繁殖を防ぐことができます。
イメージは冷蔵庫や冷凍庫ですね。
食品が腐らないように冷蔵庫や冷凍庫に入れますが、これは細菌が好きな温度でないようにすることで細菌たちの繁殖を抑え、食品が腐らないように、腐りにくくしています。
洗濯物の場合は、冷蔵庫で冷やしたり冷房で冷蔵庫なみに冷やすのは現実的ではないので、温度に関しては気にしなくてもOKだと思います。

2つめは養分です。
動物と一緒ですね。
養分がないと細菌は繁殖することができません。
つまり食べ物になるモノがなければ細菌は増えないということになります。
例えばお弁当は時間がたてば傷んだり、腐ってしまいますよね。
しかし、中身のないお弁当箱はどうでしょうか。
腐ることはありませんよね。
お弁当箱そのものが腐らないのはそこに養分がないからです。
この養分は洗濯物でいうところの汚れに当ります。
そのため、しっかり洗濯をすることで、生乾き臭を抑えやすくなります。

3つめは水分です。
水分がなければものが腐ることはありません。
例えば、干物や切り干し大根のようなものが腐らないのは水分をなくしてしまっているからです。
水分がなければモノが腐ることはありません。
つまり、水分がなければ細菌は繁殖することができません。

このことから、ある程度の温度、養分、水分のいずれかを完全に除去することができれば、部屋干し臭を減らせる、もしくはなくせるはずです。
しかし、現実的には0にするということは難しいので、複数の条件をなるべく減らしていくという形がいいのではないでしょうか。
そうはいってもある程度の室温を冷蔵庫のように冷やすことは現実的ではありません。
そうなると養分と水分を除去するのが現実的な対処となります。

養分を落とすのは洗濯できれいにするしかありません。
まずはきちんと洗濯をしてあげれば養分は減らせると思います。

次に手を加えたいのは水分です。
水分を使わずに洗濯するというのは一般家庭では難しいです。
クリーニングのように洗えば水分はないのかもしれませんが、今度は水溶性の汚れを落とすことが難しくなってしまいます。
そうなれば、汚れが残ったままになってしまうので、臭い対策としてはできるだけ汚れは落としたいものです。
一般的な洗濯機で洗えば当然水を使用します。
ということは、洗濯機が止まってから如何に水分をうまく蒸発させるかが大切です。

部屋干しした洗濯物を早く乾かすには

洗濯物の水分を早く蒸発させるためには、どうすればいいのでしょうか。
どうすれば早く乾くのかなと考える以上にまず最初にしたいのは、洗濯機が止まったら、すぐに洗濯機から出して干すことです。
これが洗濯物を早く乾かす1番のコツではないでしょうか。
洗濯が終わっているのに、洗濯機に洗濯物をいれっぱなし・・・
洗濯物を干すまでに、時間があったり・・・

細菌の繁殖には水分が必要です。
つまりできるだけ早く洗濯物の水分を蒸発させることが大事です。
そのためにも、最初にしたいのは洗濯機が止まったら、すかさず洗濯物を干す!
これが最優先事項です。
洗濯機に洗濯物が入れっぱなし、洗濯かごにはいったまま洗濯物を放置、というような状態では、部屋干し臭や、生乾き臭がしてしまうのも当然です。
しっかり細菌が繁殖しやすい状況が長く続いているからですね。

洗濯が終わればすぐに干す!というのは、何か道具がいるわけでも、難しいことでもありません。
洗濯物は干さないとなかなか乾きません。
特に夏だと気温も細菌たちにはうれしい温度になります。
そんな状況で洗濯物を放っておいて、部屋干し臭や生乾き臭が発生しないはずがありません。
洗濯物を干すまでに時間がある・・・という場合は、すぐに洗濯物を干すとするだけでも部屋干し臭や生乾き臭を減らせるかもしれませんね。

まとめ

今回の記事ではさらに夏の部屋干し臭を減らすためにすべきことについて書いてみました。
洗濯が終わればすぐに干す!というのは、以外と大切です。
特にお金もかかりませんし、道具が必要ということもありません。
まずは、洗濯機が止まったら間髪入れずに干す!
これを意識して実行するだけも部屋干し臭や生乾き臭を減らせるかもしれませんね。