記事内に広告を含みます

冬の部屋干しのコツは何?洗濯物を乾かすにはエアコンのドライ?それとも暖房?

冬になると洗濯物を干すときに手が冷たくなったりして嫌になりますよね。

室内干しで乾いてくれれば寒い思いをせずに洗濯物を干せるのに…

しかし、洗濯物を部屋に干してしまうと屋外に干したときより乾きにくく、嫌な臭いが出てしまうこともあります。

できればさっぱり気持ちよく乾いてほしいもの。

冬の部屋干しでもきれいに洗濯物を乾かすにはどのようにしたらよいでしょうか?

冬の部屋干しのコツは何?

部屋という限られた空間に洗濯物を干すとどうしても乾きにくくなりがち。
素早く乾かさないと生乾きのにおいが洗濯物についてしまい、もう1度洗濯ということになってしまいます。
せっかく洗濯したのに1度も着ることなくもう1度洗濯しないといけないなんて嫌…!

部屋干しの1番の課題は素早く乾かすことですよね。
部屋で乾かしてみると乾きにくかったり部屋が結露してしまったり…
そんなことにならずに気持ちよく洗濯物を乾かすにはどのようにしたらよいかを考えてみましょう。

洗濯物を乾かすにはエアコンのドライ?それとも暖房?

なぜ洗濯物は部屋だと乾きにくいのでしょうか?
屋外に干した時との違いから考えていきます!

屋外に干すと風がある!

屋外は自然の風が吹きますが屋内だと風が吹きません。
洗濯物の周りの空気が絶えず入れ替われば水分は蒸発しやすくなります。
屋内だと空気の動きがあまりないため乾きづらくなります。

空間の広さが違う!

また、屋内と屋外の違いはその空間の広さにもあります。
屋外は無限の広さといってもいいのではないでしょうか?
それに対して屋内はかなり限られた狭い空間ということになります。

空気には含むことのできる水蒸気量に限界があります。
屋外であれば洗濯物に対して空気の量が無限といっていいくらいあるので、洗濯物を干したくらいでその限界まで達することはありません。
一方、室内の狭い空間だと空気の量が少ないため、どうしても洗濯物を干しただけで湿度があがり洗濯物が乾きにくくなってしまいます。
つまり、屋外と比較して屋内の方が、蒸発できる水蒸気量の限界が少ないため屋内では洗濯物が乾きにくくなるということです。

つまりこれらの2点を改善すれば屋内でも洗濯物をすっきり乾かすことが出来るということです。
2点の改善点をもう1度整理しますね。

①洗濯物の周りの空気を入れ替える。
②洗濯物に含まれる水分が水蒸気に変化できるように水蒸気量(湿度)を調整、除去する。

この②点を改善できれば洗濯物が乾くようになります。

①洗濯物の周りの空気を入れ替えることから考えていきましょう。
これは風を送ってあげればいいので扇風機やサーキュレーターを使って洗濯物にあててあげるといいです。
また洗濯物の間隔を適度にあけ空気が通れる隙間を作ってあげると尚良しです!
扇風機やサーキュレーターを持っているご家庭は多いと思うので、これは簡単に解決できそうですね。

冬の洗濯物にはエアコンの暖房?ドライ?

②水分が水蒸気になれるように水蒸気量(湿度)を調整することについて考えます。
ついにエアコンの登場です!
暖房とドライのどちらが部屋干しには向くのでしょうか?
まずは暖房からみていきましょう。
暖房を入れると気温が上がり飽和水蒸気量が増加するため湿度が低くなりますが、空気中の水蒸気の量は変わりません。
ということは、空気の出入りがないとすると暖房をいれたとしてもある一定の水蒸気までしか蒸発させられず湿度が上昇するということです。

そのまま暖房で洗濯物を乾かそうすると窓や壁などに結露が出来てしまう恐れがあります。
暖房で乾かすのなら、暖房をいれ、部屋をあたためてから湿度が上がってきたら一旦換気をし空気中の水蒸気を外に逃がしてしまうと乾きやすくなります。

きっちり換気をすることで洗濯物が乾きやすく、結露しづらくなります。
でも、換気がちょっとめんどくさいですよね。

次にエアコンのドライで乾かすことを考えてみましょう。
ドライには「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があることをご存知でしょうか?
弱冷房除湿は弱冷房だと考えて良いと思います。
弱冷房除湿のみのエアコンの場合、冬には動いてくれないので使えません。

再熱除湿は除湿する際に気温が下がってしまうのでその空気をあたためなおして部屋の温度がさがることを防いでくれる除湿方法です。
1度空気を冷やしてあたためなおすので電気代が少し高くなりますが、機種によっては屋外温度が1℃以上であれば動作するものもあります。

再熱除湿だと部屋の温度を下げずに除湿することが可能です。
再熱除湿をしながら洗濯物を干してあげると随分と乾きやすくなります。
このときエアコン内で水蒸気を除去してくれるので暖房の場合と違って結露などの心配はあまり必要ないでしょう。

まとめ

冬の部屋干しのコツでした。
エアコンで暖房、もしくはドライ運転をし、洗濯物に扇風機などで風をあて洗濯物の周りの空気を入れ替えてあげるといいです。
暖房で乾かすときは暖房には水蒸気を除去する機能がないので結露には注意しましょう。
途中で換気をするほうがいいと思います。
気密性が高い住宅の場合は特に結露の心配があります。
結露ができる理由とその対策

ドライ(再熱除湿)で乾かすときはエアコンが水蒸気を除去してくれるので極端な湿度の上昇は起こりにくいでしょう。
エアコンや扇風機などを使って気持ちよく乾かしましょうね!
部屋干しに暖房をおすすめしない理由とは