中学3年生になると学習塾に通う子どもたちは模試を受けるという機会も多くなってくるのではないでしょうか。
一方で塾に通ったことがないというお子さんは模試なんて受けたこともない・・・というお子さんもいらっしゃいます。
高校受験を受ける際に模試は受けておいた方が良いのでしょうか。
今回の記事では、高校受験のに模試は必要なのか、また、いつから受けるといいのかということについて書いてみたいと思います。
目次
高校受験の模試って必要?いつから受けるべき?
高校受験の志望校を決める時ってどうやって決めますか。
学校の三者面談であったり、塾の面談で決めるということもありそうですね。
学校の三者面談で決定するという時は中間考査や期末考査や実力考査の成績で判断することになります。
この時難しいのが中学校内ではどのあたりにいるのかは分かるのですが、受験生の中で自分がどの位置にいるのかということを把握するのことです。
学校の先生も他の中学校の生徒の成績は分かりませんし、問題が統一してある訳ではないのでなんとなくの感覚となりやすいのではないでしょうか。
模試は受けるべき?
そんなときの指針となるのが模試と考えると良いと思います。
各都道府県の公立高校の受験生を対象にした模試があると思います。
そんな模試を受験することで、自身の受験生の中での位置を把握することができます。
県内の偏差値もでるので、まずは自分の現状を知るという意味でも受けてみてはいかがでしょうか。
模試はいつ受けたほうがいいの?
模試を受けたことがない!という子はなるべく早く1度は模試を受けておくことがおすすめです。
学校の定期考査で点数がいいから大丈夫!なんて思っていたら、実は受験の問題が解けない・・・ということもあります。
定期テストは90点、でも・・・
定期テストの点数が実力であれば特に問題はないのですが、そうでもないということがあります。
過去にあったのは、定期考査では90点が取れるという子がいたのですが、模試を受けてみるとまさかの偏差値30台。
確かに文章題などは苦手としているようでしたが、ここまでとはと驚いたことがあります。
数学はできる!と入塾してきた子だったのでちょっとかわいそうでした。
通知表はオール5、でも・・・
通知表はオール5です!と入塾してきた子がいました。
オール5って言うことはとてもできそうですよね。
この子の模試の結果が偏差値55。
オール5であれば大抵の高校はいけそうなのですが、実際の実力となると微妙になることがあります。
お子さんの通っている中学の通知表の数字が優しいときは注意が必要です。
思いの外点数が取れない・・・という事態になってしまいます。
早めに模試を受けておくことがおすすめ!
中学校ではできる感じになっているのに、実際には点数が取れない、よく勉強ができないという子は結構います。
実際模試を受けなくてもきちんと見ると分かるのですが、本人が自分で気づくことは難しいです。
親御さんが気づくとすれば、お子さんの勉強をみて上げている親御さんくらいでしょうか。
テストの答案用紙や、通知表をくまなく見るだけではその危うさに気づくことは、なかなかないと思います。
中3で模試を受けて気づくと対処するための時間がかなり短くなってしまいます。
初めての模試を早めに受けた方が良いのは、早めに自分の実力を知ってそれに対処するためです。
どうしても中間考査や期末考査などでは、実力がはかれません。
特に学力が著しく低いと言われている中学校や学年に属していると、生徒のレベルに合わせて定期考査の問題が易化することがあります。
そうなると平均点が異常に高くなりやすいのですが[1] … Continue reading、子どもたちはそんなことはどうでもよく点数そのものだけを見てしまいます。
そのまま中学3年生になってしまうと、自分が勉強ができると思っていたら、模試を受けてみると・・・という事態に遭遇してしまう子もいます。
早めに自分の実力を知ることができれば、実力をつけるための勉強もコツコツ取り組むことができます。
1度だけでも早めに模試などを受けて、自分の実力を把握しておくことはとてもおすすめです。
まとめ
今回の記事では、高校受験のに模試は必要なのか、また、いつから受けるといいのかということについて書いてみました。
高校受験に模試は受けることがおすすめです。
特に住んでいる都道府県を対象にした大きな模試を受けておけば安心ではないでしょうか。
県内の多くの中学生が受験する模試であればかなり正確な自分の位置を知ることができます。
また、高校の合格率の判定もかなり信用が高くなると思います。
全国の中学生を対象にした模試であれば、そのあたりの制度は少し落ちると思います。
やはり公立高校では各都道府県で問題に癖もあると思いますし、地域の事情を反映しやすい模試がおすすめですよ。
References
↑1 | 場合によっては平均点が高くならずに、勉強が苦手な子たちが思いっきり平均点を下げて、80点以上が多数という事態もあります。得点分布なども参考になるかもしれません。 |
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