気候が冬らしくなってくるにつれて気になってくるのが模試の結果・・・
特に高校受験は初めての受験という子が多く模試を受ける度に志望校の判定や偏差値に一喜一憂しがちです。
勉強して成績が上がりつつあるのであればやる気も出てますます勉強しよう!となるところが、思ったように成績が上がらない生徒が多いのも事実。
毎日遅くまでやってるのに・・・と落ち込んでしまうこともありますよね。
頑張っているのに模試の成績が伸びないとやっていることそのものが間違っているのか、それとも自分にはできないのか、などなどつい自分や自分のしていることに否定的になりがち。
今回は高校受験を控えた子たちに向けた模試の成績を上げるコツについて書いていきます。
目次
高校受験向け模試を上げるコツ!
高校受験を意識するとどうしても気になるのが模試の成績。
上がり続ければいいのですが、結構上がったり下がったりして勉強したのにあまり変わらないじゃんなんてことが多いのではないでしょうか。
勉強しているのに模試の成績が下がり続けるというときは急いで対策をしないといけないかもしれませんね。
今回は模試で成績がなかなかでないなぁという子たちのために模試の成績を上げるコツについてです。
模試を受けるときの流れはこんな感じでしょうか?
①模試に申し込む
↓
②模試を受ける
↓
③模試の成績を受け取る
③の模試の成績を受け取ったときに嘆くことになると思うのですが、ここでちょっと考えてみてくださいね。
模試を受けるときに対策ってしてますか?
高校受験生だと模試を受けるのは学習塾で受験することが多く、毎月や2ヶ月に1回といった形で複数回受験します。
①模試に申し込む
↓
②模試を受ける
↓
③模試の成績を受け取る
↓
④模試に申し込む
↓
⑤模試を受ける
↓
⑥模試の成績を受け取る
というサイクルが続きます。
この間に模試の成績を上げようと何かしていますか?
学校や塾の授業に手いっぱいで模試対策を一切していなかったり、ほとんどしていないということはありませんか?
模試の成績を受け取ってから模試の対策を少しでもしているなら優秀ですね。
全く対策をせずに嘆いているだけであれば成績は上がりませんので少しでも対策をしてみましょう。
まずは心構えです。
ここを見誤るとなかなか成績はあがらないので注意が必要です!
どの科目の1点も同じ1点!1つの科目に固執しない!
成績が思ったように出ていなくても1つの科目だけすごく点が取れていたという場合があります。
するとこの場合、得意科目の1点をすごく大事にするようになりがち。
例えば1教科100点の模試を受けたときに数学は90点取り国語、理科、社会、英語は50点だったとします。
次の模試では、数学88点、国語50点、理科50点、社会30点、英語50点を取りました。
こういった場合になぜか数学の点数が下がってしまったことを気にして他をあまり気にしない子が意外といます。
数学なんて頑張ってもあと12点しか取れないんですね。
ここを頑張ってもたいして成績は上がらないのは明らかなのに数学の勉強が増えちゃったり・・・
この場合であれば残りの4教科の対策をしっかりしていけば成績は伸びますよね。
すくなくとも数学にこだわったときよりは上がるはずなのですが、数学へのこだわりが・・・ってことが多いです。
暗記科目とバカにしない!
なんとなく数学や英語ができると頭が良く、社会ができてもただ覚えただけじゃん!とバカにする子がいますが、考えてみると・・・
子どもたちと話しているとこんな風にとらえている子がたくさんいます。
理科や社会は覚えるだけだから誰でもできると考えています
しかし、現実的にはその覚えるだけができないんですね。
ただ覚えるだけとバカにして後回しにして受験前にピンチ・・・ってことになる子も少なくありません。
暗記がメインとは言え日々きちんと勉強することが大切です。
言い訳しない
模試のとき体調が悪かったんだよね・・・
勉強していなくてさ・・・
模試の成績でさえ言い訳していると受験までずっと言い訳し続けそのまま受験となってしまいます。
言い訳しても成績はあがりません。
他にも、
ケアレスミスで…
見間違えて…
本当は○○点取れた
なんてことを言う子も多いです。
まずは点が取れていないということを認識することが大切です。
自分を否定しない!
すぐ俺って頭悪いからさ・・・
私ってアホやしね・・・
否定しても前には進めません。
否定する暇があるなら原因と対策を考えましょう。
否定してばかりで成績があがるなら周りにもっとけなしてもらいましょう。
全力で自分を否定してみましょう。
そんなことをしても成績ってあがらないでしょ?
否定はやめましょう。
1つでも該当することがあれば直しておきましょう!
高校受験向け模試の結果が悪い?!
模試の結果が返ってきて悪い悪い!って言う子がいます。
今までの成績からみると良い点数なのに悪い悪いと連呼・・・
聞いていてあまり気持ちが良いものではないと思うのですが、意外とやってしまうお子さんが結構います?
ただここで言いたいのは、周りに嫌な気持ちになる子がいるから言うのをやめましょうって話ではありません。
模試の成績を分析して次の一手を考える
少し考えて欲しいのが、何点とったら良かったのかということです。
教える側から見ているとその子にとってはえらく良い点数なのに悪い悪いって言う子がいます。
それが目標点などがあってそれに届いていなくて・・・というのであればまだ分かりますが、そんな感じではないんですね。
で、何がダメなのかというときちんと自分を評価できていないということです。
明らかに点数がでても、点数が出ていないときの戦略となんの変化もしていないんですね。
点数が低ければ低い対策が必要ですし、点数が取れるようになってきたらさらに点数が取れる対策が必要になります。
同じ勉強方法や対策でいいというはずがありません。
せっかく点数が上がったのですから、次のステップに進めば良いのに・・・って思ってしまいます。
基礎問題ばかりしていたものから少し応用問題を織り交ぜていったり、一問一答のようなことばかりしているのであれば論述問題に取り組んだり。
場合によっては問題集をかえるということもあるかもしれません。
もっと伸びるのに勿体ないなーって思ってしまいます。
模試の成績が返ってきて、悪いー悪いーっていうのではなく、きちんと自身を評価して次のステップにいけるようにしたいですね。
高校受験向けの模試の範囲に注意!
高校受験生が受ける模試には毎回範囲があります。
模試が高校受験の予想問題のように中学でならう範囲すべてになるのは受験直前です。
私立高校受験の前だと全範囲になっていない模試もあります。
ということは、高校受験の範囲と同じ範囲での判定は直前だけなんですね。
数学は相似が模試の範囲に入ることはかなりあとなので図形は比較的模試では易しいです。
数学が得点源だと思っていたら相似が範囲に入るとレベルが格段に上がるので注意しておきましょう。
英語も一部の文法が模試に登場するのがぎりぎりです。
模試で点数が取れたから安心というわけではなく、過去問などでも確認しておくといいですよ。
ちょっと頭の片隅に置いておいてくださいね。
まとめ
今回は高校受験向けの模試で成績を上げるコツについてでした。
メンタル的な要素の話しかしていませんが、これを意識するだけでも随分変わってきます。
やはりメンタルが何事においても基礎になりますからね。