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若年性パーキンソン病だけど仕事はできる?諦めるしかないの?

約5年前、私は若年性パーキンソン病と診断されました。

当時看護師をしていましたが仕事には支障がなかったためそのまま続けました。

しかし心のどこかでいつまで看護師ができるのだろう・・・という気持ちは常にありました。

なぜなら以前パーキンソン病の患者さんと接したことがあり、その方はとても仕事ができる状態ではなかったからです。

若年性パーキンソン病に限らず、パーキンソン病と診断されたら仕事ができるのか気になりますよね。

そこで私の経験を元にお話していきたいと思います。

若年性パーキンソン病と診断されると仕事ができるか不安に・・・

パーキンソン病と言っても私のように40代より前に発症する若年性パーキンソン病と、60代後半で発症するパーキンソン病とがあります。
特に若いうちに発症してしまうと仕事はできるのか、結婚は?出産は?と思い描いていた将来とは全く違うものが待ち受けることになります。

私の場合は診断された時、長女は小1、長男は年中でした。
仕事の方もパートではありましたが、色々な仕事を任されていました。
その時はまだ私の中で、できていたことができなくなる日が来る、という現実はどこか他人事の様な気がしていました。

若年性パーキンソン病は進行性で完治を望むことはできない病気ですが、薬である程度コントロールすることは可能です。
そのため私もしばらくは看護師をしていました。
ですがやはり少しずつ進行していたようで、動きにくさはなんとかカバーできていましたがジスキネジアに悩まされるようになりました。
勝手に動く右手を自分でコントロールすることができないため、今までできていた採血や点滴と言った医療行為ができなくなりました。

同僚に理由を話し変わってもらうこともあったのですが毎回そういうわけにもいかず、診断されてから3年経たずに退職しました。
もちろん院長先生を始め同僚にも若年性パーキンソン病であることは話しており、色々と支えてもらっていました。
しかし出来ていたことが出来なくなる不安ともどかしさ、同僚に迷惑をかけているという申し訳なさの方が強くなっていきました。

恐らくパーキンソン病を発症し仕事を辞めた人の多くはこのような理由で辞めているのではないでしょうか?
それでも生活していくためには仕事を見つけなければなりません。

そういった時にオススメなのがハローワーク内にある難病患者の就労支援窓口やLITALICOワークスといったところです。
このように支援しているところを利用すると、「何らかの病気や障害を持っている」という前提で仕事を探すことができます。
そのため具体的に今の自分の状態と仕事をする上でどう言ったところに配慮してもらいたいか伝えられるようにしておくと良いと思います。

「パーキンソン病でも仕事はできるのか?」という疑問ですが、率直に言うと、仕事はできる時もあるが、できない時もある。
当たり前な答えですがパーキンソン病と共存していくにはあらゆる面で割り切らなければならないことがあります。
もちろん最初からパーキンソン病だから仕方ないと思って割り切るのではなく、まずは「できる」と思うことが大切です!!

仕事内容にもよると思いますが、実際にしてみなければわからないので挑戦してみてください。
出来ると思っていたことが出来なかったり、その逆も有り得ます。
ハローワークやLITALICOワークスからの紹介だと会社側も病気のことを把握して採用しているので仕事の業務内容を調整してもらうことができると思います。

自分から「仕事ができる環境を作る」ことを心がけるだけで仕事ができるかできないかが変わってきます。

まとめ

私は今、ライターの仕事をさせてもらっています。
元々文章を書いたり人に伝えたりすることが好きだったのでとても楽しく仕事をしていますが、オフが来ると文章を考える力が低下したり、パソコンのキーボードを押すことが難しくなります。
本当はもっと書きたいのに!という気持ちはあるのですが、ここは割り切ってオンになった時にすぐ書くことができるように一旦休憩をしとこう!とプラスに考えるようにしています。

先ほども書きましたがパーキンソン病だから仕方ないというレッテルを自分で貼らないでください。
パーキンソン病でもできる仕事はあります。
これだ!と思える仕事に出会えるといいですね。

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